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カテゴリ:歌舞伎
ここ数日は冬に逆戻りですね。
今日も風が冷たかった~ さても季節はまもなく春。春と言えば桜。桜と言えば、「義経千本桜」! ということで、本日は夜の部へ。 権太に泣かされ、源九郎狐の可愛らしさに和み、楽しんできました~。 「すし屋」は、以前テレビで勘三郎さんの権太(平成中村座)では見てましたが、ナマで見るのは初めて。 今回の仁左衛門さんの上方式の権太は楽しみにしておりました。 テレビで見た勘三郎さんの権太は、権太、権太していて、主役だぁーって感じ。 (まあ、テレビで見たので、カメラワークの影響も大きいと思います) これはこれで勢いがあってよかった! 今日の仁左衛門さんの権太は、もちろん主役ではあるんですが権太一色ではない感じでした。 弥助も弥左衛門もお米もお里も小せんも、まわりがみーんな存在感があって、生き生きしてる。 権太はまわりをちゃんと生かしてたのではなかったかしら。 人間くさい上方の権太。 権太自身の演じ方だけでなく、この辺のバランスも上方風だったりするのでしょうか。 そして「木の実」での女房小せんや息子善太郎への愛情表現が、「すし屋」での妻子別れの切なさを引き立てていて、これぞ通し狂言の醍醐味だなぁと一人で納得。 松明の炎の煙で涙を拭う様は、こちらも涙ぐんでしまいましたよ。。。 それから、今回は扇雀さんも素敵でした。 いつもおっとりした役が多いように思っていたのですが、前髪の小金吾は若々しくて俊才な感じがして、私は好きです。 東蔵さんの若葉の内侍も! 今日は睡眠時間も十分で、大変中身の濃い観劇でした。 はぁ~満足満足♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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