|
カテゴリ:歌舞伎
昨日は中村錦之助襲名披露ということで歌舞伎座の夜の部に出掛けてきました。
襲名披露は華やかで、こちらもワクワクしてしまいます。 口上の席で富十郎さんてば「信二郎」と「錦之助」が一緒になっちゃったみたいで、何度も「信之助」とおっしゃってました(笑)。 その他の幹部俳優の方たちも、幼くして父親を亡くした信二郎さんの努力とか、信二郎さんの好青年ぶりを披露してくださいました。 楽しい口上の幕でした。 でも、なぜだか涙ぐんでしまいまして。 演劇評論家の上村以和於先生のHPでも涙ぐんだことが書かれていて、なんで?って思っていたのですが。 初代の中村錦之助はもちろん、私は萬屋錦之助だってそんなに知りません。 失礼ですが、信二郎さんだってそれほど贔屓に見ていたわけでもありません。 やはり「家族のつながり」が強い襲名だからでしょうか。 叔父「錦之助」の名前を後世に残す、幼くして父と別れる、兄時蔵さんの思いやり、等々。 舞台上の俳優全員が「家族」のような(実際に多くが親戚関係ですが)雰囲気で、見ている側にとっても共感できて、それで涙ぐんでしまったのかなぁと思います。 私の前に座っていた女性も泣いてたみたいです。 そして「角力場」の放駒長吉、とっても綺麗な放駒でした。 やんちゃが魅力の放駒なのですが、ちょっと綺麗すぎたかな? でも、これも新・錦之助さんの魅力なんでしょうね。 それから楽しみにしていた「魚屋宗五郎」、面白かった~! とにかく勘三郎さんの存在感がすごい。 特に禁酒を破ってからの宗五郎には、お客さんの目からレーザー光線が出ていて宗五郎に集まっているのが感じられるくらい!(笑) これが勘三郎さんの凄さなんだ!と改めて感じました。 夜の部は21:30まで。 いつもよりたっぷり、濃厚な観劇でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[歌舞伎] カテゴリの最新記事
|