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カテゴリ:歌舞伎
3連休の中日、今日は秀山祭の昼の部へ行ってきました。
昨日までの残暑が消えて、若干肌寒い時間帯もありましたね。 メインは「熊谷陣屋」の吉右衛門さん。 夜の部の清正もそうでしたが、本当に丁寧に演じられていました。 (食事の後ということもあり、睡魔に襲われている人が多かったこと!) 「熊谷陣屋」って、今まで熊谷直実を演じる役者だけを重視しがちでしたが、いい意味で今回は熊谷がすっきりしてた気がしました。 何より、熊谷を囲む俳優陣が濃かったのかな? 特に義経の芝翫さん、淡々としてるのだけど何なんでしょう、あの存在感。 相模と藤の方が動揺する傍らで、微動だにしないのに大きいんですよねぇ。 そして相模の福助さん、いつもはちょっと気になるオーバーリアクション(ごめんなさい!)が、今回は我が子を案ずる母親にぴったりで、とってもよかったです。 でも「十六年は一昔・・・」の台詞のところは、私が今まで観た熊谷の中で吉右衛門さんのがいちばん好きです。 「竜馬がゆく」も面白かったですよ~ 原作でも小山ゆうの漫画でも、竜馬って格好いい。 私は過去のTVドラマを見てないのですが、染五郎さんの竜馬は天真爛漫さが伝わってきました。 勝海舟(歌六)と出会って、でっかい夢をかなえちょる!ってのがいかにも竜馬っぽくてよいではないですか! 歌六さんの勝海舟もいいんですよ。 先鋭の目を持つ幕臣でも決して嫌みなく、竜馬と同じ「でっかい夢」を持つ感じで。 今回は三味線なしの下座音楽にオープニングも電子音。 そして幕切れは竜馬にスポットライト。 まるで劇団☆新感線の舞台を見てるようでした(笑) 歌舞伎座の建替えはどうなっているのか、ちょっと疑問ではありますが、10月は「牡丹灯篭」、11月は「三人吉三」が見れるので、楽しみは続きます~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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