きのう／きょう／あした

1年ぶりの櫓との再会（笑）
お懐かしゅうございました～

私にとって3度目の顔見世大歌舞伎です。
ここがスタートなので、なんだかしみじみ。

まずは「種蒔三番叟」。
こんなことを言っては叱られそうですが、食前酒的なこの演目がけっこうよかった！
梅玉さんと孝太郎さんのしっとりコンビが、華やいでいて素敵でした。

まず梅玉さんの平伏姿が凛々しくて厳かで美しい！
それに次ぐ踊りは、梅玉さんらしくない（？！）スピーディーな動きで、これまた意外。
紫綬褒章の受賞でさらにパワーアップされたようです。

孝太郎さんは一気に華やかさが増した感じがしました。
先月の「赤い陣羽織」の女房もよかったし、東京国際映画祭で主演映画（「Beauty」）が上演されたのも関係あるのかなぁ。

一応、私にとっての昼の部の目玉は「御所五郎蔵」。
初めての演目だし、仁左衛門さんの五郎蔵が楽しみでした。
やっぱり色気ありますねー仁左衛門さんは！
足が露わになる場面が何ヶ所かありますが、ドキッとしてしまいます（照）
甲屋与五郎役で菊五郎さんが華を添えてくれましたが、この方は舞台に出てくるだけで、パッと舞台全体が華やぐから不思議です。
重厚すぎず、心地よい存在感なんだよなぁ。
そして久々の福助さん。
傾城・皐月、こちらも華やか。

今月の歌舞伎座は、「あんまり見るものがない」なんて言われているとかいないとか。
そんなことはないと思いますよ～