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カテゴリ:歌舞伎
本日は会社の創立記念日でお休み。
去年は演劇博物館の六世歌右衛門展へ、その前は御園座へ行ったんだっけ。 今年は普通に歌舞伎座夜の部へ。 せっかくだから着物で! 平日でも、実にたくさんのお客さんがいるんですねぇ。 夜の部はやっぱり『勧進帳』でしょうか。 初めて見る仁左衛門さんの弁慶、どんななのか興味津々でした。 まず「スリムな弁慶だわ~」というのが第一印象。 でも個人的には良かった! 下手にはすらっとして美しすぎる義経(玉三郎)、上手には熱い思いが噴き出しそうな富樫(勘三郎)。 その二人に囲まれて、スリムな弁慶はとっても良い存在感。 現代の弁慶役者である團十郎さんや幸四郎さんなら、弁慶の扮装をしただけで「弁慶」になれるし、そこそこ歌舞伎を見ているお客さんなら、先入観もあるので「弁慶」を感じるのはそんなに難しくないかもしれません。 でも歌舞伎暦の浅い私にとって、仁左衛門さんの弁慶はそういう先入観は全くなし! でも、ちゃんと弁慶。(当たり前か。。。) 新鮮という意味でも、面白かったです! 『将軍江戸を去る』では、観劇した4/11が本当に徳川慶喜が江戸を去った日でした。 (私は劇中の台詞で知りました~) こちらは徳川慶喜(三津五郎)と山岡鉄太郎(橋之助)の熱い闘い。 特に橋之助さんは、いつもながらに自然で熱い! 台詞の多い真山青果作品でも、ポンポンと本心から台詞が出てくるみたい。 これは橋之助さんの魅力なんだろうなぁ。 そして『浮かれ心中』は大爆笑の連続! 最後の「ちゅう乗り」は見ものですが、本編も見ものです! だいたい笑いをさらっちゃうのは勘三郎さんですが、三津五郎さん、時蔵さん、彌十郎さんにも注目ですよ~! 栄次郎(勘三郎)と太助(三津五郎)の奇妙な友情(?)も面白いし。 夜の部は「男同士のドラマ」的な演目が並びましたね。 終演も21時過ぎですが、重苦しい感じはまったくなく、あっという間の夜の部でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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