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カテゴリ:歌舞伎
GWの中盤は、新橋演舞場にて五月大歌舞伎の昼夜観劇。
久々の昼夜観劇は、思っていたよりも疲れなかった! 多分、演舞場の座席は3階席でも広々してるからなんでしょうね。 こちらはなんと言っても『東海道四谷怪談』の通し上演が話題! 通しはもとより、『四谷怪談』を歌舞伎で観るのも初めてだったので、仕掛けも含めて興味深々でした。 まだまだ始まったばかりなので、細かいことは見ていただくとして。。。 実を言うと、『東海道四谷怪談』というお話の面白さがイマイチ分からなかった私。 もちろん見せ場はたくさんあるのですよ。 「髪梳き」だって「戸板返し」だって「提灯抜け」だって。 でも、気持ち的になんだか盛り上がりに欠けてしまって。 吉右衛門さんの伊右衛門はお人柄か悪そうに見えなくて、福助さんのお岩は泣き叫んでいるけど心底「可哀そう」って思えなかったからかもしれません。 初めて観たので比較対象もないし、私の知識と経験の浅さが要因でもあると思うので、どうぞ読み流してくださいませ(笑)。 そんな私ですが、昼夜の観劇でいちばん印象的だったのは『一本刀土俵入』。 「定評ある吉右衛門の茂兵衛」というだけに、あどけない取的の茂兵衛も10年後の茂兵衛も素敵。 幕切れの名台詞「しがねぇ姿の土俵入りでござんす」は、本当に格好いいです! (「待ってましたぁ」の掛け声もかかってました~) 芝雀さんのお蔦も初役とは思えないいい雰囲気。 我孫子屋の2階から茂兵衛に情をかけてやる様子は、ホロリとしてしまいます。 4月の『刺青奇偶』に続き、長谷川伸作品にやられました~ それから『三社祭』の染&亀舞踊は、すっごいパワフル。 踊ってるご本人たちは、多分すっごいヘトヘト。 でも見ていて気持ちいいので、5月の爽やかな季節にぴったりです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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