以前頭が良くなる呼吸法があると書きました。
しかしながら頭が良くなるかどうかは実際には基準がないので少し訂正させていただき、頭が良いとは言い換えると集中力が優れているということにもなるので、集中力が養われる呼吸法ということにさせてもらい次回書くことにしました。
今回はその前置きとして脳と酸素について書かせて頂きます。
最近雑誌などでアンチエージングという言葉をよく目します。
アンチエージングとは身体の酸化(老化)を防ぐということです。
酸化とはいわゆる錆のようなものですが、ご存知の通り鉄が茶色くなって錆びるのも酸化しているわけです。
勿論、食べ物が変色したり味が変化するのも酸化現象の一部です。
では、この酸化とは具体的にはどういうことでしょう?
そうですね、中学の理科で習うようにある物質が酸素と結びついて化学変化(燃焼等)を起こす現象、または物質が水素を奪われる現象のことです。
ちなみに、髪の毛や体毛はアミノ酸のようなたんぱく質が水素(水素結合)により結びついています。
ですから、水に濡れれば結合が弱くなり、乾燥すると再結合するわけです。
寝ぐせは髪が濡れていたり、寝汗をかいたりして水分を含んでいないと発生しないのです。
パーマやカラーリングもこれらの性質を利用しているようです。
また話が逸れてしまいましたが、人間の身体の70%~80%が水分でできているということをいわれてますが、要は人間の身体も殆どこの酸素と水素でできているということがいえるのです。
脳細胞も脂質は多く含まれているといわれてはいますが、身体と同様に水分もかなり多いのです。
酸素は呼吸により取り入れるのですが、脳が消費する酸素量は通常肺が摂取する総量の20%~25%といわれています。
身体の筋肉と違い、脳の細胞は微動だにしないのにこの消費量なのですから、このことが意味するものは脳は常に活発に働いているということですね。
おまけに脳は供給された酸素を身体の筋肉のように貯蔵できないので一瞬で消費してしまうそうです。
ということで当たり前のことですが、脳への酸素供給が他の身体の部分へ供給することよりも重要だということですね。
またこれは、私が考えたこじつけのイメージ理論ですが、先の水素結合は人間の身体や脳の構造にも適用されており、良質の酸素を脳内に供給することにより、今までの不適切な脳細胞同士の結合を弱め、効率良く再構築させることができるのです。
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