夜泣きには
夜泣きの鍼灸治療は、主として灸ではなくて鍼治療を使います。これは小児鍼と言いまして大阪で盛んに行われている方法です。鍼と言っても、へらのようなものや、スプーンのようなものもを使用します。実際には刺す鍼ではないのです。鍼と命名されていても、実際は鍼でないものがあります。実際には刺す鍼ではないのです。鍼と命名されていても、実際は鍼でないものがあります。 小児鍼には、松葉鍼、バチ鍼、長刀鍼、車鍼、かき鍼、ヘラ鍼、三角鍼、ホーキ鍼など、櫛や三味線のバチのようなものばかりです。金属製で、金や銀のメッキが施されているようなものです。方法は、赤ちゃんが眠る前、お風呂へ入った後ぐらいに、赤ちゃんを抱いて背中を出し、スプーンのような小児鍼を裏側にして、先端で背骨の両側を擦るのです。だいたい頚の付け根から腰ぐらいまでをゆっくりと擦ります。これを何回か繰り返すだけで、赤ちゃんは夜泣きをしなくなるという方法です。 背骨の両側を擦る道具としては、ローラー鍼というものがあります。これは金属の円筒が皮膚の上を転がって刺激するので、擦っても絶対に皮膚を傷付けることがありません。大人にも使うことがあります。 中国の小児按摩は、捏法というのを使います。それは背骨の両側の皮膚を、親指の腹と人差指の横で摘み、それを頚から腰まで繰り返すのです。指先で擦る方法もあります。自分が娘を産んで思うのですが、確かに小児鍼は夜泣き、夜尿症、等々効果はあります。だけど、ベビーマッサージを体験して思うのですが、ママが赤ちゃんの背中をマッサージしてあげるだけでもとても効果があると思います。背中には赤ちゃんにとって大切なツボがたくさんあります。でも、それ以上にママが触ってあげるという行為がとても大事だと思うのです。なので、夜泣きや夜尿症・・等々ママが背中をマッサージしてあげて、それでも効果がなく赤ちゃんもママも辛くなったら、小児鍼の専門の人に相談してみるのもいいかもしれません。最近、子供の夜尿症に悩んでいた友人に、お灸と背中に小児鍼と背中のマッサージを教えてあげると、夜尿症の回数が減り、子供の方からママにマッサージをしてほしいと言うようになったそうです。やっぱり、ママが一番なんですね~~!!