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テーマ:暮らしを楽しむ(387836)
カテゴリ:生活
毎年この時期になると、この島のあちらこちらで 集落行事の『種おろし』が開催される。 豊年祈願際のひとつであるが、賑やかに歌い踊りながら 昔は各家々を一軒ずつ七日七晩かけて回っていたとされる この行事も、現代のお家事情と共に段々と簡素化され今では 新築の家と班ごとにポイント地点を定めて、移動するだけになっている それでも、夕方からのスタートとなる為、2~3日は悠にかかる 私の集落でも20日、21日と2日間かけて終えたばかりだ その前に予算を決める集会が持たれ、会合では材料費を捻出、徴収し 料理の内容を話し合い、買い物係、料理担当係、運搬係、片付け係 と大まかに決めていくのだが、最近、仕事を持つ主婦が多く その影響は、その日に休みだったりして手の空いた人が、全てを こなさなければならない状況になってきている でも、毎年の事なので持ちつ持たれつで、今年も何とかクリアー ↑ 私の班で作ったもてなし料理です 「マサリョット~ミショレ~」(美味しいから食べて~)と この日は、慣れない方言を使いまくっていた私です(^^;) 昼間の料理作りのしんどさも忘れて… チジンや三味線の音に夜は、思い切り楽しめます 賑やかな音は、「東西、東西」の掛け声と共に ムチモレ踊りで次へ移動します 自分たちの担当を終えた人たちは、その時点から踊りの輪に 加わり、最後のポイント地点ではその人数は大変な数となってます 老若男女、集落の関係者に限らず…他所から来た人も大歓迎 飲めや歌えや…六調や八月踊りを知らない人も、祭りの雰囲気 に呑まれ、見よう見まねで一緒になって踊り出します 踊りも最高潮に達したその時に、相撲の行司のように 「○○様より金○○両~」とお花(その日の寄付金)が読み上げられ その度に、拍手と歓喜の声が沸き上がった後、再びチジンと三味線の 音が鳴り響き、秋の夜長を楽しむ祭りは遅くまで続いたのでした 奄美にいらっしゃる時は、この時期に合わせてもいいですね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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