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カテゴリ:生活
3m程、先に植えてあった島バナナの木・パパイヤの木
もうすぐ実が付きそうな気配を漂わせ楽しみにしていたのに 雨戸を開けたとたん目の前の洪水の中でプカプカ浮いていた 裏山の比較的大きな松の木が数本、かろうじて我が家への 直撃を避けるような方向に倒れその上を土砂が覆い被さっていた むき出しになった山の断面からはゴウゴウと水が流れ 家は浸水状態にあった 隣家との境界線の為、積まれたブロック塀が災いし、水嵩が 増して行くのは一目瞭然… まず、お隣へ状況説明と避難・もしくは警戒を促し 吹き荒れる雨と風の中、表に出て水嵩の繋がっていた花壇の ブロックを取り除き水の逃げ道を確保する作業を主人と二人で行った その間、家の中では非難するため学習道具を中心に 必要最低限の身の回りの物を準備しておくようにと 私に言いつけられた下の娘が障害のある姉(愛子)を守りながら 荷造り作業に追われていた 愛子の位置確認の為、外と中で何度も声を掛け合いながら… 初めて訪れた緊急災害時の家族の連携プレーがそこにあった 外の作業が一段落した頃…結構、冷静に荷物の再チェック なども出来…これ以上、被害拡大に繋がらないよう願いながら この降りしきる雨が止まない限り…最悪の場合 今度、帰ってくる時は、この家はもう無くなっているかも知れない もしかしたら…見納めかも知れない そんな想いで立たずむ足元に、第一発見者であり、この事態を 必死で知らせてくれた愛犬ルル・ハナの姿があった まるで、同じ想いを抱いているかのように… 家族の傍を離れず、一緒になって見入っていた 取り合えず、この家からは避難しなければ… 私たち家族は避難所に指定された場所への移動の為 車に乗り込んだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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