灰色の空のむこうには…

今日仕事から家に帰るとうちの母親のテンションが
えらく高かったので、何かあったのかと思うと、
自慢げに見せられたのはシルバニアンファミリーの
人形。先日の日記に紹介しましたように、念願だった
ドールハウスを購入した母親は今度はそのハウスを
にぎやかにアレンジしようとミニジオラマちっくに
ハウスに住む人形たちを次々と買っていました。
と言っても、そんなに住人は増えないで、ちょっと
したセットのうさぎのファミリーが玄関先にいる
ところだったのでそこで終わったのかなと思って
いたのですが、どうやら僕の認識が甘かったみたい
です。ようやく本格的にレア物の人形収集に着手
したみたいです。うちのカレン母は凝り性で集め
だすと止まらないらしく、ネットオークションで
日がな一日お目当ての品を探すということの繰り
返しを難なくこなすので、前に集めていたテディ
ベアに至ってはもうどこにも置くスペースがない
ほどの数をお手頃価格で手に入れてました。

で、妙なテンションの母親が自慢げに見せてきた
人形というのがウェディングもののシルバニアン
ファミリー人形。う～ん、見た目はかわいいと
思うのですが、僕にはその良さというのがわから
ないものでしたが、趣味嗜好というのは人それぞれ
なので、いいものなのでしょう。良かったねぇ～、
と軽く流した僕は、カレン母が続けて言った言葉に
固まってしまいました。なんでも「このカップル
を乗せる車の運転手がいない」とのこと…。って、
車って何？いや、まぁ、教会で結婚したカップル
というのは車に乗って会場を後にするってのは
定番だと思うのですが、どこからその車が…。
話が見えなくて固まった僕に母親は、このカップル
を乗せるためにスポーツカーも買ったと。あっ、
そうですか…。呆然となる僕をよそに、母親は
すでにハウスにいる住人を運転手に暫定的にする
という名案を思いついたらしく、それで飾ると
決めたみたいです。

これからハウスもどんどんにぎやかになりそうな
気配に、言葉を失くしてしまう僕でした…。