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テーマ:釣り好きの人集まれー(8299)
カテゴリ:釣りバカ日記
戦いに勝利するのに一番大切な要因とは何なのか?
それは己に打ち克つことに他ならない。相対する 敵は確かに脅威かもしれない。だが、その脅威も 己が、己自身のままであれば何の障害にもならない。 敵の脅威を恐れる心、不安、迷い、その後の結果、 それらすべて己の裡からあふれ出てくる妄執に 打ち克ち、かつ自身を信じることこそが勝利への 道程。脅威に対して揺るぎもせず、自らを貫き通す、 それこそが唯一絶対の道。 敵の動きを寸分も見逃すことなく、ただ敵を見つめる。 彼が仕掛けたときにすぐさま動けるように、心を 澄まして待つ。たとえるなら、静謐な静けさを湛えた 月が映える水面。細波に心乱されるのではなく、月を 捕らえ続ける。個の動きを意識の外に追いやり、全 の動く気配を狩る。そう、それは狩り、獲物が動き 出すのを、息を潜めて待つ。息を殺し、気配を殺し、 己を殺し、全てを殺し、ただひたすら獲物を待ち続ける。 そうして獲物が動こうとした刹那、狼の牙のごとき 一閃によって勝負を決するのだ。 とまぁ、冒頭からぶっとんだ話になってしまいましたが、 何の話かというとこれは釣りの話です…、って全然 釣りには関係ないような。いや、実際のところ僕も そう思うのですが、ちょっと書いてみたかっただけで。 かっちょいいでしょ。とまぁ、暴走はここまでにして 今日コイ先輩に連れられて初めて釣り堀デビューを してきました。今まで波止場での釣りはしたことがあり ますが、釣り堀では生まれて初めて。コイやらフナやら が釣れるということでどんなところか楽しみにして行った のですが、いざ釣り堀に到着して固まってしまいました。 東大阪にある釣り堀なのですが、僕のイメージでは川とか ため池のそばにあってその水を使って釣り堀をしている ような、いわゆる海上釣り堀を想像していたのですが、 その釣り堀はまったくの住宅街の中にあったのです。 いや、建物自体は2階建ての趣きをしていて階段を上って 受付があったので、おそらく1階部分を水槽にしていて、 2階のフロアから釣るようにしているのですが、こんな 住宅街のど真ん中に普通に釣り堀がある違和感に驚いて しまいました。 で、波止場釣りの中でも投げ釣りしかしたことのない僕は、 不安を覚えつつも先輩がさも当然のように釣竿を借りて、 エサをもらっているのを真似ながらいよいよ釣りスタート。 釣竿には仕掛けもついており、浮きとおもりとハリという 簡単な釣竿でリールも何もなく、エサはエサで粘土みたい なものを渡され、どうするものかと途方に暮れてしまい ました。コイもおなかが減るのかなぁ~♪なんていう昔の CMが思わず頭に浮かんだりしてとりあえずこのエサを 粘土のように丸めてハリにつけ、あたりを待つみたい なので、僕も同じようにしてました。下に魚の姿が見える ので1匹くらいは釣れるだろうと期待してたのですが…。 僕はあまり浮き釣りというのは得意ではないので、その あたりの感覚というのはよくわからないです。いや、魚の 種類によってあたりに対しての合わせ方というのはかなり 違ってくるのだそうですが、その釣り堀の魚はなかなかに 手ごわかった。あたり自体は何度もあるものの合わせよう にもすぐに反応してもエサはかっさらわれていくばかり。 一方、コイ先輩のほうはさくっとあたりを引き、最初は てこずっていましたが、次第に順調に魚を釣り上げて いってました。何が違うのかわからないままに、何度も あたりに翻弄され、エサがどんどん食べられていくのは 何だかエサ巻きじいさんになったような気分。開始して 2時間近く経って、浮きが動いたような気がして早合わせ をしてみるとこれが意外なことにヒット。っていうか、 浮きが動いたかどうか自分でも判別つかないままに合わせ たのですが、こんなあたりだとは。どうにか格闘して 釣り上げようとしたのですが、ハリのかかりが悪かった のか無念のバラシ。僕の念願の1匹目は水の藻屑と なってしまいました。 周りの人たちは常連さんなのか、そんな食いの悪い 状況でも次々に釣り上げ、先輩もさくっと釣っている 中、僕はあたりと格闘していました。結局3時間で 終了したのですが、先輩はコイを10匹近く釣り 上げていました。僕の釣果は…、まぁ、それはいいと しまして。で、釣りをしている最中に冒頭のような 魚との勝負のことを考えていまして、なかなかに 釣り堀でも釣りの奥深さを感じてしまいましたが、 面白かったです。何より、魚が確実にいる中での 釣りというのがいいですね。海とか波止場で釣り をしてても魚が実際いるのかどうかわからないことも しばしばなのですが、釣り堀は確実にいるので、その 心配もすることなく後は釣れるかどうかだけ。それは 純粋に自分の腕にかかっているもので、浮きの反応 がわかるようになれば、千変万化する波に漂う浮き の反応もわかるようになり浮き釣りの練習にもなり ますもんね。 しかし釣り堀でもコンディションというものがある らしく、先輩が言うには今日の釣り堀はあまりベスト ではなかったそうです。というのも上にもちょっと 書きましたが、食いが悪かったそうです。食いが いいときには浮きが沈んでちょっとしてから合わせ ても十分ハリがかりするそうなのですが、食いが 悪いときにはちょっとの反応で合わせないと逃げ られてしまうとか。慣れたらあたりの反応もわかる ようになるそうなのですが、さすがに初心者の僕には 為す術もなく…。でも魚がいる以上、食いが良かろうが 悪かろうが、釣り上げている人がいる以上釣れない のには僕の腕がまだまだ未熟なわけで、これはなお 一層の修行が必要だなと思いました。初の釣り堀 デビューは惨憺たる結果でしたが、ぜひとも次も 挑戦してみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.01 23:38:26
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