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灰色の空のむこうには…

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2007.08.14
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カテゴリ:釣りバカ日記
ちょっと前より、この夏の田ノ浦はアツイという
情報がありまして、ずっと行きたいと思っていた
のですがやはり人気どころという場所だったので
行ったはいいが場所がなかったら残念となるので
しばらく敬遠していたのですが、平日の晩しかも
お盆ということもありさすがに今日はそんなに
いないだろうという期待をこめてようやく田ノ浦
に釣行に行ってきました。ここ最近の釣行では
前々回にヒラメ、前回にタコという感じで本命の
タチウオはいまだゲットならずもなにがしかの魚
をゲットしてきてレベルアップしているので、
根拠はないながらも何かが釣れるいい予感という
思いで今度こそタチウオを釣るべく、僕と思いを
ともにした今回のメンバーはキロ先輩にエギ姉さん、
アクティブ先輩にタチウオ先輩から格下げの勢いが
あるサビキ先輩(暫定)とその息子さんである
サビキジュニア、さらには前々回のときに僕が
ヒラメを釣ったのでリベンジということで参加
された50インチ先輩の7人で行ってきました。

会社が終わって和歌山の釣り具屋さんに22時に
集合ということで、定時即帰りすると時間的に
余裕が出来たので前回よりもかなり行くのが楽
だったような。今度から晩に釣行があるときは
このペースで行こうという幸先のいい出発をして
アクティブ先輩を迎えに行き、一路和歌山へ。
前々回の釣行のときは幸運のパルサーSRVを
発見したので今回もゲン担ぎというのではないの
ですが2匹目のドジョウと思いつつ運転していた
のですが、さすがにこの時期の晩にはあまり車も
走っておらず、その上SRVなんてレアな車は
なかなかないもので見つからないながらも今晩は
大潮ということで、前回の潮べた凪ということは
ないだろうから何かは釣れるだろうという思いで
和歌山に到着しました。ちょっと早めに着いた
のですが、それから続々とみんな集まり、田ノ浦
に到着すること23時くらい。駐車場は車が結構
あったのですが、花火や海水浴に来ているお客さん
のものだったらしく、波止場に行くと思ったより
少なかったので、好ポイントである先端付近を
無事ゲットし、さっそくタチウオを釣るべく仕掛け
を投入したのですが…。

いい感じで潮が動いているにも関らず全くアタリ
がない…。しまずんば病はいくつかあったそう
なのですが、全然ダメダメ。釣れた!という声も
アクティブ先輩の投げ仕掛けのほうのみで本命の
タチウオ仕掛けからはまったく反応なし。そんな
横でアクティブ先輩はアジやらなにやらを釣って
ました。時間はどんどん過ぎていき、3時過ぎに
なったくらいにアクティブ先輩の投げにゴンズイ
がかかったらしく、ゴンズイがいるということは
タチウオの姿は期待薄、サビキ先輩(暫定)は
底のほうを狙いすぎて根がかりし、電気ウキを
ロストという感じで散々な事態に。三々五々に
仮眠を取りに行っている中、キロ先輩はタチウオ
釣りを続け、僕はタチウオをしながら突端のほうで
投げ竿を出しアオリイカを狙い自作仕掛けとエギ
の変則仕掛けで釣果が上がらないものか頑張って
いたのですが、まったく成果は上がらずでした。

もうすぐ夜明け前という頃合になって、僕が突端
に移動してやってた投げ仕掛けのそばにいた最突端
でやってたおじさんが帰るからこのポイントで
どうぞと譲ってくれました。おじさんが言うには
タチウオのアタリも3度ほどしかなくすべてダメ
だったそうです。ちなみにおじさんがそこのところ
でやる前に20時くらいから23時くらいまで
来ていた3人組の人たちはタチウオを7匹ほど
釣って帰ったそうな。ひょっとしてそれで打ち止め?
時合いがやっぱり関係するものかなぁと思いつつ、
そこでイカ釣りをして沖のほうまでラインを送り
つつかなり流されるところまでやってたのですが、
全然反応なし。何か小魚につつかれてる反応は
あるのですが、ダメダメでした。日は昇ってきた
のでキロ先輩は帰省ラッシュに巻き込まれるとヤバイ
ということで先に帰り、僕はタチウオ仕掛けをタコ
仕掛けに変えてやってたのですが、そこには海草やら
がいっぱいあり、根がかりの反応だらけ。起きてきた
アクティブ先輩や50インチ先輩も続けてやっていた
のですが、釣れるのはアクティブ先輩の投げ竿ばかり。
チャリコやらイワシやらがかかるという程度で、
これまでということで7時過ぎに納竿。まったく
もって遺憾ながらの釣りとなってしまいました。

まぁ、今回の教訓は和歌山の星空はきれいという
こと。なんか流れ星っぽいのを2度ほど見かけたの
ですが、あっという間の出来事だったので願い事する
間もなかったです。どうやって3回も願い事をする
んだろう?それとお盆の間なので殺生はいけないと
いうことですか、やっぱり。まぁ、開き直って夕涼み
に来たと思えばいいのですが、それなりに釣れない
ながらも面白かったので良かったのですが、何だか
結果が伴わなかったので納得いかないような。次こそ、
ぜひともリベンジしたいです!って、これから仕事が
ちょいとばたばたするので、次がいつになるかはまだ
未定なのですが…。


<追記>
休み明けの今日(16日)、組長やキロ先輩と会社
から帰っているときに、キロ先輩が帰った後はどう
やったのか?と聞かれ、15日早朝未明に唯一した
タコ釣りファイトの話をすると大笑いされたので
その話を追加で書きたいと思います。

まったくアタリがなく、イカ釣りをしながら手持ち
無沙汰でタチウオ仕掛けからタコ仕掛けに変えた
引き釣り、これもほとんどアタリがなかったのですが、
何度かひっかかるようなアタリがあったのでこれは
期待大だと頑張ってやってました。タコエギと呼ばれる
ハリが上に向いたエギ仕掛けになっているので底を
引き釣りする限り、そのほとんどが地面に根がかり
しないので、何か重みがあるとするならそれは興味を
持って食いついてきたタコだろうというものです。
しかもタコがかかるとすると、すぐに吸盤で地面に
引っ付こうとするからまさに根がかりしたのと同じ
くらい重い引きになるので、根がかり大王の異名を
持つ僕には持って来いの釣り。しかも引っ掛かるような
アタリがあるもんだから今度こそミニサイズではなく
大物のマダコがいける!と期待しての何投目か。

がつんと、リールを巻けないくらいの重いアタリ。
ひょっとして来たのでは!?とかなり期待をこめて
引こうとするもまったく動かないくらいの強烈な重み。
根がかりしたのかと思えるくらいの重さでしたので、
これがタコのアタリかと思いつつ、まさか根がかり
したのではとピンと張ったラインを何度か引いては
生態反応を探るとゴンゴンという動きが。こちらが
ラインを引くと向こうに引こうとする強い引きが
あったのでこれこそタコではと期待しつつ、少しずつ
寄せてはリールを巻くという、アオリイカのヤエン
釣りで鍛えた技を駆使しながら少しずつ手元に引いて
きたのですが、敵もなかなかの強者でこっちの思い
どおりにはいかず、大苦戦。実際は2~3分のファイト
だったと思うのですが、バラしたら一大事と思いながら
10分くらい感じるくらいの長い間寄せては巻いてを
繰り返し、ようやく重みがあるもふっと軽くなった
ので急いでリールを巻きました。タコは底から離れると
今までの引きがウソみたいに何かビニールがあるみたい
な重さに変わるということなので。

これはキロクラスの大物か!!と期待しながらいそいそ
底にまた引っ付かれないようにリールを巻いてようやく
海面に上げってきたものは…。何とこぶし大のブロック
でした、しかも海草が巻きついて繋がった2つのもの。
上がってきてがっくし、ごんごん反応あったのはハリが
かかったのとは反対のほうのブロックだったんですね、
紛らわしい。せっかく巻き上げてファイトに勝った!と
思ったのに、いつも通りの底さらいとは…。いや、そも
そもタコエギで底を掬うほうがある意味ミラクルなもの
でした。さすが僕、想像もつかないような奇跡を起こす
男ですね、周りで誰も見てなくて良かったです。





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Last updated  2007.08.15 19:02:56
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