灰色の空のむこうには…

バス、ガス爆発…、
バス大爆発…、
バステロ爆はちゅ、痛っ！
思わず舌を噛んじゃったじゃないのよ、もう。
え？何の話って？
今回の話を見ていて何となく浮かんだだけだから
気にしないで、ふと思っただけだから。


わたしの名前はルナマリア・ホーク。


っていうか、今回のあのボーイの無茶ぶりって何？
ＭＳ戦では勝てないからってコックピットを開けて
顔を見せろって。男の子だったら正々堂々と拳で
勝負しなさいよ、わたしみたいに。コックピットが
狭いからエコノミー症候群だとか言わせないわよ！
でも、地上でそんなことするのってスケールが小さい
わねぇ。わたしのアスランさまなんて宇宙空間で
コックピットを開けてたんだから♪


それにしても今回のマイスターたちの謎はそれなり
に気にはなるけど、戦い方はみんなたいしたことない
わね。誰も彼も多勢に無勢だから仕方ないにしろ、
被弾しまくってるし。何だかＭＳの性能に頼りすぎ
って感じ。だからちょっと腕のいい敵が出てきたら
ここぞとばかりにやられまくってるんじゃないかしら。
こんな戦いぶりを見たら、宇宙世紀に青い巨星と呼ば
れた某ゲリラ屋隊長がＭＳの性能が…、とかぼやき
そうじゃないの。

今回はあの中華娘は完全に脇役になってたのに、前回
から猛烈な勢いでヒロインっぷりを発揮しているあの
酔っ払い予報士は今度はバスローブ姿まで披露って…。
小粋にグラスを傾けてるし、お酒はハタチになってから
だからわたしが出来ないからって意識しているのかしら？
戦術予報しながら被害にも気を回すって、女性らしさを
見せたつもりかしらないけど、ほんと矛盾してるわね。
だいたい当たり前のようにベーダって言葉が出てきてる
けど、一体何？ジェダイマスターのことかしら？
そもそも昨今の戦争って代理戦争でしかないんだから、
トカゲの尻尾切りみたいな戦闘に介入するんじゃなく、
早く根っこの部分に介入したほうが話は早いのに、どう
してちまちまと一部の紛争地域に介入するのかよくわから
ないわ。わたしたち軍人なら命令には絶対だから仕方ない
けど、こういう矛盾ばかりしているからテロとかいう
隙を与えるのに。

まぁ、今回はボーイの謎がちらっと明らかにされたので
どうしてあんなに愛想もへったくれもないのかが少しは
理解できたけど、なかなかハードな人生よね。聖戦という
言葉に踊らされて子供ながらに戦士となるには親を自分の
手にかけるなんて。わたしは普通の家庭で人のものを欲し
がる手癖の悪い妹と過ごしてきたからそんな世界は知ら
ないけど、生き残るためにはああいう偏った考え方じゃ
ないと無理なのかもしれないわね。ほんと、誰かを彷彿と
させるボーイだわ。でも、いくらオレが的な考えだからと
言っても、最後の最後でまとめるってどういうことよ。
自分の勝手を非難されているっていうのに、一番おいしい
ところを持っていくって…、思わず笑ってしまったじゃ
ないのよ。



恋する乙女の脳内補完計画