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2007.12.13
テーマ：釣り好きの人集まれー(8294)
カテゴリ：釣りバカ日記
とうとう１２月の年末へと突入し、タチウオの
シーズンも終わりを迎えたこの季節。寒くなった ので釣りは一時中断して、暖かくなる春を待つ ようなのんびり屋さんはうちの会社の釣り組には おらず、この時期だからこそ狙えるアオリイカ を目指して和歌山は衣奈漁港まで釣りに行って きました。みんな、今年の春から始めたばかりの イカ釣りで経験は浅いながらもあのハラハラドキ ドキする引きとあの味（僕はイカは苦手ですが…） を忘れられず、まだまだ新子と呼ばれるサイズ が小さいながらも今年最後の釣りにふさわしい 獲物を狙いに行ってきました。今日の参加メンバー は組長をはじめ、キロ先輩にエギ姉さん、久しぶり の参加となるサメ先輩にテンヤくんと計６名。 誰もがみんなイカ釣りをするわけじゃないので 最悪五目釣りが出来ればいいかなということで 衣奈を選んだのですが、心配なのは今晩の天気。 夜中から明け方にかけて降水確率が５０％から 下がっていっているのですが、何よりサメ先輩が 来られると不思議なくらいに雨が多いので、一抹 の不安を覚えながらテンヤくんを迎えに行って サメ先輩の家で合流、そこから組長の家に行き 一路広川インターの衣奈漁港を目指すことに。 僕は１８時前には家を出発したのですが、紆余 曲折があり、吉備のパーキングで待ち合わせして いたキロ先輩たちと合流できたのが、２３時半 くらい。そこからさくっと広川に行ってえさ屋 さんで活アジやら何やらを仕入れてから０時過ぎ には衣奈漁港に到着。道中には降ったり止んだり していた雨も、衣奈に着く頃には小雨程度へと 変わっていたので問題なし、こんなコンディション の日には誰も他に釣り人もなしということで、 波止先端を占領して釣りを開始することに。 組長はヤエン、僕は浮き釣りでイカを狙い、 サメ先輩とテンヤくんは投げで、キロ先輩は朝の 時合いを狙うということで静観という風にまずは スタート。月のない夜はイカが釣れないとは 誰が言った言葉か知らないですが、まさしく当日 は雨が降っていたので空は曇っていて、月は 全く見えない状態。でも、波止場にはイカの墨跡 がたくさん残っていたので期待できるかなと思い ながら、仕掛けを投入した後はアタリが出るのを 待つだけなので、待っている間にイカ釣り用の エサであるアジをサビキで釣ることに。テンヤ くんを中心にサビキをすると夜でも釣れる釣れる。 いつも夜中にサビキをされている先輩がいますが、 あまりアタリを見たことがなかったので、僕の 中では夜のサビキは難しいという印象があったの ですが、そこではこれでもかというくらいのアジが。 最初、エサ屋さんで１０匹しか仕入れなかったアジ でしたが、どんどんイカ釣り用のアジが増えて いく一方で、投げの仕掛けを回収したサメ先輩は チャリコをゲット！なぜかサメ先輩が来るときは 一番に釣られている確率が高いのは気のせいか。 肝心要のイカには反応がないままにサビキ釣りに 興じてたりしたのですが、３時を過ぎる頃になると 組長やキロ先輩にエギ姉さんは翌朝に備えると いうことで仮眠に。僕らはアジの番をしておかない といけないので夜通しで続けていると、テンヤくん の投げ竿にはキスやらフグやらが。この時期にまだ キスが釣れるなんて…、と思いながらも魚種多彩な 釣りに面白そうな予感を感じながら、夜明けまで 続けていました。  ５時くらいになり、組長が起きてこられたので サメ先輩は交代に仮眠へ。僕とテンヤくんも仮眠 を取ろうかなと考えていたのですが、組長をお一人 にするわけにもいかないので引き続き釣りをする ことに。さすがに夜もまだ明けてないうちには なかなか釣れないもので、いろいろとしゃべり ながら夜が明けた７時過ぎにはキロ先輩やエギ 姉さんも活動を開始、みんなで竿を出しては待ち ながらサビキをしているとこれまたアジ以外にも サバやらチャリコやらコッパグレなどが。僕も ひさしぶりにサビキをしましたが、面白いように 釣れるのでちょっとはまったりしました。そう こうしているときにも組長のヤエン仕掛けは 何度かアタリがあったのですが、なかなか釣れる までにはいかず痛恨のバラシ。やっぱりヤエン 釣りは難しいものです。ちなみに僕の浮き釣り には何の反応もなかったです、しくしく…。 そうこうしているうちに仮眠から起きてきた サメ先輩は、アジののませ釣りで大物狙いに 挑戦していたのですが、しばらくして大きく 浮きに反応があったのでみんなが期待をして 何が釣れたのか楽しみに集まるとなんとエソが 釣れてました。今までエソは一回しか見たこと がなかったのですが、まさかエソまで釣れる とは。その後、組長のヤエン仕掛けにもエソ が釣れてたりしていて、ここはイカよりもエソ 天国なのかと思いつつも釣りをしていました。 しかしこの後意外な展開が僕らを待ちうけて いたのです。今回の釣りは午前中に神の領域に 達した男が一人現れたことで大波乱を迎える ことになったのでした。その男とは、もちろん テンヤくん。今まで僕がミラクルな釣りをする 邪道釣りと言われていたのですが、それを遥か に上回る活躍というかどたばた劇。昨晩に投げ でキスを釣ったのなんて序の口でした。午前中 にした釣りではボウボウという珍しい魚を釣った かと思えば、置いていた釣り竿はひったくられて 海に流される始末。みんなでその竿を回収する のにてんやわんやでした、無事回収できたので 事なきを得たのですが。そして極めつけはヤエン をやった竿。すごい勢いでラインが出て行くので テンヤくんにもイカが！と思い、みんなが集まる とどうもラインがおかしい…。ラインのずっと 先を辿っていくと、なんか遠くにカモメが飛ぶに 飛べずにばたばたと海の上で暴れているし…。 まさか…、とみんな思いながらテンヤくんが ゆっくりとラインを巻いていくと案の定カモメが こちらに近寄ってきました。どうやらヤエンで 泳がせておいたアジをカモメが食べたようで ハリがかりした模様。そうして釣り竿を回収する よりもてんやわんやしながら飲み込んだハリを 外すことにみんなで苦戦し、ようやくハリを 外すことが出来て無事カモメを解放することが できました。まさか魚を釣りに来て、鳥を釣る なんて。さすがの僕もそんなミラクルを起こせる わけもなく、上には上がいるもんだと呆れ半分、 感心してしまいました。  いろいろとどたばたがありましたが、そうした横 で静かに釣っていたのはエギ姉さん。アジの身に エビという仕掛けで浮き釣りをされていたのですが、 サバを釣ったかと思えば、３０センチ強のガシラ を釣り、さらにはベラまで釣るという快挙。みんな がみんな、大物狙いの中確実に魚をゲットしていく のはさすがでした。そういえば、姉さんって結構 浮きではいろいろな魚を釣ったりしているので、 僕が浮きが苦手な分すごいなぁ～と感心してしまい ます。結局、組長にもキロ先輩にもイカのアタリが あったのですが、無事ゲットにはならず、僕の浮き もイカがアジをかじった後があったのですが、反応 を見落としたのか居食いをされたのかで回収にならず で本命のイカは誰も釣れなかったのですが、五目 釣りという目的からいうとアジをはじめ、チャリコ、 サバ、キス、エソ、コッパグレ、フグ、ベラ、ガシラ、 ボウボウ、それにカモメ…？と十目プラス一目の釣り が出来たので満足いく釣りとなりました。まぁ、 本命は来年のお楽しみということで、１５時くらいに 納竿し、帰りに湯浅でお醤油を買って帰りました。 決してイカというおみやげがなかったから、お醤油で 済ませたわけではないので、あしからず。今回は一人、 神の領域に達した男のおかげで僕にとっては一ヶ月ぶり の釣りでしたが、僕個人の釣果はさておきとても満足 いくものでした。 
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Last updated
2007.12.13 22:29:12
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