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灰色の空のむこうには…

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2009.02.09
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カテゴリ:テレビの話
相変わらず今回も登場人物たちの軽快というか、テンポの
いいトークが面白いものでしたが、本編のほうも法医学と
いう専門分野を活かして残された人の背中をそっと後押し
するいい作品でした。

あくまでも法医学というジャンルのために、亡くなって
しまった人の運命は避けようがないというのが、もどかしい
ところと言えばそれまでなのですが。

ただ今日見ていてふと思ったのですが、法医学って変死を
した人の死因を特定するものであって、それらの原因や事件
を解明するのは警察の仕事だからちょっと路線が違うような
と思ってしまったのですが、まぁドラマなのでありという
ことで。


今回はゴシップカメラマンがなぜかニワトリ小屋の前で
遺体として発見されまして、外傷はあったものの死因と
しては一時期話題になっていました「肺動脈血栓塞栓症」、
いわゆる「エコノミークラス症候群」という下肢を長時間
動かさないでいることで、静脈にできた血栓が肺動脈を
閉塞し生じる症状だと特定されるのですが、そこには
謎が。

どうしてスクープなどのゴシップを専門に扱うカメラマン
がニワトリ小屋にいたのか、他にも現像された写真には
ゴシップ写真の他にめんつゆの写真が撮られており、その
ことに疑問に思った大己らゼミ生一行はカメラマンの発見
現場であるニワトリ小屋や、カメラマンの事務所やまた
関係者である別れた元妻のところへ。

事務所に行きカメラマンの写真を見ると、スクープ写真の
他にもまったく関係のない様々な写真が見つかったり、
元妻との子供である息子の話を聞こうとしたりしている
中、進級がかかった課題が出されてみんながそれを解決
しようとする中、写真に撮られた豪邸を探して大己だけが
一人山に籠もり、その豪邸に何があるのかを調べていく
中でようやくその原因に行き当たるというものでした。


何と言うか物語は感動的だったのですが、関係のない写真
であるネタの件は、子供が大己たちの呼びかけに応えず
携帯をいじってたり、事務所で他にも餃子やルービック
キューブなどの写真を撮っている時点であっさりとわかって
しまったのが残念でした。

たまたま両親と一緒にテレビを見ていたのですが、20分
くらいした時点で突然言い出したものですが両親には何で
やねんと突っ込まれてしまい、逆にその説が正しいかどうか
のほうが気になってあまり物語に集中出来なかったという
のがありましたが、結果的には正解だったのでほっと一息。


他にも僕が見出した前々回前回は、このゼミ生たちの
行動というのはどちらかというと一致団結したものがあった
と思うのですが、今回は特に大己の暴走とも言える個人
プレイが目立った回で、大己の他者とは違う特別な位置付け
というポジションがふと気になったり。

藤子・F・不二雄氏のマンガに見られるような、男性3人に
女性1人と影の薄い男性キャラ1人という古典的なグループ
の中で、恋愛要素なんて発展しそうにないなぁと思いながら
見ていたのですが、今回は大己とアキがちょっとだけお互い
を意識する…、というかアキが一方的に意識するシーンが
あったので、これが今後の物語にどう影響するのかがとても
楽しみなところです。


最後にちょっとした疑問なのですが、今回の物語のオチと
しては言葉だけでは伝えられない愛情をたくさん残したと
いう感動的なものだったのですが、このカメラマンって
フィルム専門のカメラマンでアナログ派だったと思うの
ですが、現場に現像される前の写真が残っていたという
のはちょっとおかしいような。

フィルム写真を送信するには物語の中でもスキャナーで
取り込んで送信していましたが、現像前ならまだ送信出来て
いないはずなので、その後に続いていかないような気も
するのですが、どうしてその後に続くニワトリ小屋に行った
のか、不思議なのは僕だけでしょうか…。





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Last updated  2009.02.11 10:27:17
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