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灰色の空のむこうには…

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2009.02.20
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カテゴリ:テレビの話
わたしは
初枝を生かすためなら
仏も斬る



今回の仕事人は、とても素晴らしい話でした。

今まで晴らせぬ恨みを晴らす爽快感と、その仕事の
かっこよさで見てたところがあるのですが、ここ
まで心を動かされる話があるとは思わなかっただけ
に、すごく良かったです。


病気を患う親戚がいるということで、渡辺さんは
見舞いに尋ねると寺社役付き同心という高いお役目
に付きながらも病の妻を看病する感じの良い伊勢崎
藤五郎と出会うのですが、藤五郎は妻の薬代のせい
で借金がかさんでいて渡辺さんに金の無心をする
くらい困窮しているのでした。

一方、病を治すと評判の陰陽師がいるのですが、
人の病に付け込んで金を巻き上げるとのうわさが
あり経師屋が探っていると、陰陽師にだまされたと
いう被害者の訴えで渡辺さんたち同心が調べに行く
と、出てきたのは伊勢崎藤五郎で町奉行の管轄外だ
と追い返されてしまいます。

渡辺さんが再び伊勢崎藤五郎の家を尋ねると、暮らし
向きが以前に比べて良くなっており、病の妻は夫が
良からぬことに関わってるのではないかと心配する
のですが、妻の心配は空しく当たってしまい伊勢崎
藤五郎は陰陽師と手を組んでいたのでした。


今回の主役はずばり悪にその身を堕としてしまった
伊勢崎藤五郎その人に尽きます。

最初に登場した頃は、病気の妻を案じるお侍らしく
ない人物で渡辺さんに金の無心をしたとき、渡辺
さんがへそくりの1両を渡したところ、一筋の涙を
流しながら去ったその姿がとても印象に残りました。

病状が悪化する妻を、町医者の紹介で陰陽師に診て
もらい症状が良くなったのですが、金を払うことが
出来ず、さらには金を出すと言う言葉に陰陽師と
手を組むことになってしまい、その清廉潔白な人物
が転がり堕ちていく様がとても痛々しかったです。

そして、病気の妻を1日でも長らえさそうとその
手を血に染めてしまうのですが、再び症状が悪化
した妻が望んだ仕事は、夫と三途の川を一緒に渡り
たいということ。

伊勢崎藤五郎もそうですが、この病の妻の存在
なくしてはここまで感銘を受ける物語にはなって
いなかったと思います。


渡辺さんは伊勢崎藤五郎を気にかけ、何度かこれ
以上堕ちていかないように手を引くように忠告する
のですが、それを聞かずにそのまま堕ちてしまった
伊勢崎藤五郎を始末する渡辺さんの姿も悲哀に
満ちていたように思います。

伊勢崎を斬った後、声を震わせながら、初枝さんの
手を引いて三途の川を渡るんだ、今度は絶対に手を
離しちゃなんねぇぜと語り、斬られた伊勢崎藤五郎
は渡辺さんを振り返り微笑みながら倒れたのは、
自分では引き返すことが出来ずこれ以上堕ちない
ように自分を止めてくれた感謝の気持ちがあった
のではないでしょうか。

そして、時を同じくして病の妻も息を引き取るの
ですが、何度思い返してもとても美しい物語で
あったと思います。





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Last updated  2009.02.21 22:10:53
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