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カテゴリ:テレビの話
そろそろ終盤に差し掛かっているのか、これまでの
話であったことを振り返りながらの物語の展開でした が、今回は一番法医学ドラマの基本とも言えるもの でいながらとても感動的なものでした。 法医学ゼミに住宅街で倒れて死亡していた60代の 女性が運ばれてくるのですが、いざ解剖しようと したときに遺族である女性の夫が解剖を中止させる のでした。 一度は解剖に同意していながら、妻はそんなことを 望んでいないし、解剖したからと言って生き返る わけじゃないという夫に対して、15年間母の死因 がわからなかったアキは、真実がわからなくていい のかと大己と夫を説得しようとします。 それでも解剖を拒む夫に、大己とアキは亡くなる前 の女性のことを調べていくうちにいくつかの不審な 点に気付き、夫に隠していたことがあったのでは ないかと夫を説得し、その言葉に心を動かされた夫 はようやく解剖に同意し、解剖の結果やはり女性 には隠された秘密があったのでした。 物語的には劇的な展開もなく、よくある王道的な 展開ながらも、女性の不審な行動であるキーワード が明らかになるにつれて、心を揺さぶられるほどの 相手を思う気持ちというものは見た人じゃないと なかなか伝わりにくい、いい物語であったと思い ます。 そして、ゼミ生たちが解剖に同意しない夫に対して、 意見を交わすのですがアキが言った法医学って何 なの?という問いかけに対して、決然と死因を解明 することで残された遺族を救う学問と言った台詞に こそ、今回のテーマがあったのではないかと。 これまではドラマという展開上、いろいろなケース のことを取り上げて、それに法医学を絡ませると いう展開であったのですが、今回のように理不尽な 死によって残された遺族が当人の本当の思いを知る という基本に戻ってのものだったからこそ、より深く 感動してしまいました。 まぁ、突っ込むところとしましては、電気屋さんで 洗濯機を買ったにも関わらず配達だけで設置もしない で帰るところなんてあるのかなと思ったりしました、 しかも梱包のゴミは持って帰ってるのに家の玄関先に 放置って…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.26 15:58:20
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