|
テーマ:大河ドラマ『天地人』(392)
カテゴリ:テレビの話
むむ~、おそろしいことに今回は特に語ることもない、
なんてこともない話でした。 いや、景虎軍にかなりのところまで追い込まれていて、 その起死回生をかけて武田と和睦を結ぶというのは いいのですが、これって前回からの続きで取り立てて 引っ張るような内容でもないような。 武田が和睦を反故にしたと聞いて、信濃・上野だけで なく黄金まで差し出そうとする兼続が、みんなの反対 を振り切って勝頼に直談判するというだけの話だった ように思います。 とまぁ、ドラマの感想としてはちょっと辛口になって しまいましたが、兼続の採った策としてはかなり有効 なものだったのではないでしょうか。 武将の条件には数々のものがあると思いますが、僕の 中で一番のものは戦わずして勝つべきことが挙げられ ます。 戦って潔く散っていくのも美しいことなのかもしれ ませんが、国持ち城持ちの責任ある者として自国の 民を守るのは最大限の務めであり、それを果たせず して守るべき義も何もあったものではないと思います。 「武」という漢字を分解すると、戈を止めるという ものになりまして、いくさを止めることこそが武将 の条件なのではないかと。 そういう意味では今回の兼続の動きというのはドラマ としては盛り上がりに欠けたかと思いますが、武将と しての働きではまさしく的を得たものです。 僕の中では駆け引きをするのに、勝頼を試すような 小賢しい物言いは納得いかなかったですが、それでも この兼続の行動があってこそこの後の上杉家があった のですから、その働きは評価できるものだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.12 21:17:43
コメント(0) | コメントを書く
[テレビの話] カテゴリの最新記事
|