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テーマ:大河ドラマ『天地人』(392)
カテゴリ:テレビの話
春日山に至るまでの戦略的に重要な拠点である魚津城、
柴田勝家率いる織田の軍勢がこの城を攻めている間にも 3方向より織田軍に狙われている上杉勢。 今回はこの魚津城の攻防を中心に、絶体絶命の危機を 兼続がどのように乗り切るかを描いていた回だったの ですが…、せっかく緊張感のある戦闘シーンやこの機 に乗じて織田に対して奇襲を行おうとするようやく大河 ドラマらしい展開になったというのに。 う~ん、僕的にはこれらの盛り上がりもナレーションの いらん解説でテンションがどんどん下がっていきました。 そのナレーションとは本能寺の変までのカウントダウン。 僕が不勉強のせいもあるかもしれませんが、ほとんど 謙信死後の上杉家のことって知らないことが多いので、 今後どのようなことがあるかわからないことだらけの ため楽しみに見れるのですが、にも関わらず後世の人間 だからこそ知る本能寺の変がいつ起こるのかをネタ晴らし に言ったりするとその楽しみも半減するような。 というのも、本能寺の変後の織田勢の混乱は知らない人 がいないくらい有名なものですから、その後の織田軍が どうなるかは想像つくくらいですし。 だいたい、天正十年、1582年の時点で本能寺の変が あったことはわかる人間にはわかるし、歴史を知る人 なら秀吉の毛利攻めを効果的に挿入することでもうそろ そろ本能寺かなというのはわかっていましたが、それ でも正確な時期がこのドラマとどう連動するかまでは わかっていなかったので、この魚津城の顛末もはらはら どきどきしながら見れてたというのに。 織田軍の攻撃にこの身などいつ果ててもよいと思って いた兼続が、お船から送られた一房の黒髪で死んで なるものかという気持ちが湧いてきたというなかなか いいエピソードがあったというのに、それを台無しに するような無粋なナレーション。 はぁ~、なんで魚津に着いた兼続が足をひきずりながら 歩いていたのとか疑問に思ったりもしましたが、全体的 にいい回だっただけに、残念なことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.03 21:52:11
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