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カテゴリ:テレビの話
いや~、先週の内容が内容だっただけにかなりの不安
があったのですが、今週は時代劇でのお約束である 仇討ちを軸にきっちりと物語が描かれており、大満足 なものでした。 スタートが大河原さんの見合い話から始まったので どうなるものかと思っていたのですが、浪人に絡まれて いる貴恵と出会い惹かれていく大河原さんをよそに、 父親を殺された敵を探す貴恵を中心として展開する ストーリーはなかなかハードなものだったかなと。 それにしても不思議だったのは、貴恵の敵である兵馬を 出羽屋の前で呼び止めた貴恵は思いっきり自己紹介して いたのに、物語が進んでいくうちに好き合う者同士が 敵同士になる云々という話になったのは謎なところかと。 しかも回想シーンでは、故郷の河原で兵馬は貴恵に山百合 を渡すシーンもあり、改めて名乗り直さなくても兵馬は わかって当然のはずなのに、名乗り終わってから驚く シーンはお互い初対面だと思ってました。 大河原さんの恋はあっさりとM78星雲の彼方へと忘れ 去られて、貴恵の仇討ち話はとんとん拍子に進んでいく のですが、貴恵やその母親からも仇討ちの事情の話は あっても兵馬の話は一切なかったというのに、調べを つけた仕事人メンバーは二人が出来ていたことがわかる っていうのも強引すぎるかなと。 まぁ、それがあったからこそ仇討ちの果し合いシーンで 悪役大目付の陰謀により二人とも亡き者にされたところで 息を引き取った貴恵の手を、息も絶え絶えの兵馬が握る という美しいシーンになったのでしょうが。 それにしても、貴恵の母親から本当の敵を討つように 仕事を依頼されるのですが、殺しの的は仕事人の数に 合わせて四人になってたのは少なすぎるような。 貴恵と兵馬の果し合いに助太刀と称して参加したもう 一人の用人プラスどさくさ紛れに斬ったその他大勢も 的がこれまでのセオリーだと思うのですが。 今回は中村さんがスイカを食べていたり、果し合いの ときには蝉が鳴いていたりと山百合がキーワードに なっただけに夏の演出がふんだんに使われていて、 とても季節感を感じられた上に突っ込みどころは あっても骨太なストーリーでとても良かったと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.14 19:21:47
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