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灰色の空のむこうには…

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2009.08.02
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カテゴリ:テレビの話
え~っと、とても感想に悩んでしまう今回の内容だった
のですが、結論から言うと北政所派閥と淀派閥の争いと、
子供に対する各キャラクターの思いと言ったところでは
ないでしょうか。


ヒメサユリの一件を使った、北政所と淀の争いはその
人物の人となりを表現しているようでなかなか面白く
みることは出来たと思います。

物静かにひっそりと一輪のヒメサユリを鑑賞しようと
する北政所に対して、華やかに辺り一面を花で埋め
尽くす淀の振る舞い。

そんな華麗な権勢も鶴松が亡くなったことで淀はお役
御免に近い扱いとなり、秀吉も悲しみのためか関白を
甥の秀次に譲って朝鮮出兵への準備にかかります。


まぁ、この歴史的にみても愚策としか言いようのない
朝鮮出兵を三成は政事にしようとしていましたが、
それはさておき物語の中心は菊姫となっていまして、
嫡男の生母でなくなり他大名の奥方から気にかけられ
なくなった淀をなぐさめます。

この一件は前回の菊姫の展開があったからこそ、より
説得力を持って伝わったのでかなり良かったのですが、
一緒に上洛したお船は今回全然良いところがなく、
居ても居なくても一緒のような。


朝鮮出兵の命を受け、九州へ行く道すがら京に入った
景勝を迎えた菊姫が、照れも恥じらいもなくうれしさ
を景勝に伝えるシーンはとても良かったです。

ただのタカビーなツンツンキャラでしかなかった菊姫
でしたが、ここまでツンデレキャラに変貌するとは
まったく予想もしていなかっただけに、このギャップ
が癖になりそうで、兼続とお船よりも景勝と菊姫の
ほうをもっと取り上げてほしいと思えてくるほどです。





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Last updated  2009.08.22 17:01:53
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