灰色の空のむこうには…

というわけで、満を持してというか、ようやくという
か、１年ぶりに釣りに行ってきました。


先日の日記にも書きましたように、淀川のほうに釣り
に行ったのですが、自分の中で今回は一丁前にもテーマ
がありまして、それは近場、エコ、短期間勝負という
ものです。

僕は基本的にキャッチ＆イートな人間なので、食べる
魚しか釣らない主義ですから当然海釣りのほうが魚種
は豊富なのですが、海釣りとなりますと改めてという
印象になってしまうのでなかなか行くとなると大事で
気軽に行けずに今回の釣行までも１年のブランクに
なってしまったので近場で仕事帰りにもすぐ行けると
いうところをチョイスしますと淀川にうなぎがいるとの
ことで、ポイントが難しいながらも本命をうなぎに設定
し釣りに行くことに。

そしてエコということで出来るだけお金をかけずに行く
というので、釣り具はほとんど自作、さらにはうなぎ
釣りには竿を出さなくてもペットボトル釣法なるものも
あってペットボトルに糸を巻いて竿代わりにするもので、
わざわざ大げさな道具がなくても気軽に出来るという
ので、今回はこれをマスターしようと。

そして短期間勝負ですが、どうしても釣りに行きますと
せっかくここまで来たのだからとだらだらとやってしまう
ものですがうなぎの時合いは日没後から２時間程度のもの
でそれを逃すと極端に当たりが少なくなるというのです
から、まさに好都合。

というわけで、この３点でしたら特にそう気張ることも
なく気軽に釣りに回数を行けることが出来るので、この
テーマを極めるべく行ってまいりました。


まぁ、前置きはこれくらいにして、仕掛けはせっせと車
の運転中（もちろん高速の渋滞の中でですが）に作成した
ためので問題なく、ペットボトルも仕事で店回りを終えて
から会社でゴミ箱に捨ててるのを洗って水を入れて準備
万端、定時に会社を出て大人買い先輩の家に行き、エサ
を買ってきてくれた先輩に合流して、途中でスーパーで
買出しに行きながらも、自転車でさくっと１５分くらい
走ったところにある毛馬のテニスコート裏で釣りをすること
にしました。

僕がネットで調べた淀川でのうなぎのポイントは毛馬と
十三と相川があったのですが、ここっていう詳しいところ
まではさすがに説明はされてなかったのでとりあえずは
大人買い先輩の家の近くの毛馬に出陣したわけなのですが、
失敗したのは下見をしてなかったこと。

さすがに日没後は真っ暗で何も見えない状態で、川辺から
淀川大堰を眺めながら、本来ならそれよりも下流が汽水域
となっててベストなのですが今回はとりあえずということ
でその上流にしたのですが、川の状態がわからずにやる
ハメになってしまいました。

見えないながらも川の状態を見ていますと、岸には水草と
いうか藻がかなり漂っていまして、なんだかバッドな
コンディションかもと思いつつ、さすがに汽水域なだけ
あって川というより海の臭いに近かったのにはかなり
テンションが上がったので、さっそく最後の仕上げをする
ことに。


ちょうど大人買い先輩には１本だけ竿を持ってきてもらって
いたのでそれを投げてもらい、その間に僕はペットボトルに
ぐるぐる糸を巻いて準備の仕上げをしていました。

一応ペットボトルは８本持って行っていたのですが、さすが
に８本も真っ暗の中作るのも時間がかかってしまい勿体ない
ので４本だけ作って釣りをすることにしましたが。

記念すべき第１号のペットボトルは大人買い先輩に投げて
もらったのですが、先に紹介したページにあるようにペット
ボトルの先を川に向けてアンダースローで投げ込んでもらった
ところこれが上手いこと全然飛ばなかったです。

いやはや、文章で読むと簡単に見えますし、動画もあったので
イメトレはきっちり出来ていたのですが、僕の糸の巻き方が
悪かったのか飛んだと思ってもすぐ真下に落ちたという雰囲気。

２本目は僕も投げてみたのですが、投げた瞬間に足にぐさっと
痛みを覚えて何事かと見てみますと、全然糸は出て行くこと
なくぐるっと回って僕に刺さっていました。

まさかこんなところでトラブルとはと思いながらも、何とか
前に飛んでいったので、後２本をさくさくっと作って飛ばし、
当たりを待ったのですが、まったく何も反応がない状態。


買出しに行ったときに買ってきたビールを片手に、大人買い
先輩としゃべりながらやっていたのですが、エサ替えのため
に引き上げた竿やペットボトルには藻が絡まっていても～、
ぷんぷんな状態で、再度投げ直してもまた自分を釣り上げる
という状態を繰り返していました。

そのうち何だか目的がズレてきまして、今回はとりあえずこの
ペットボトル釣法を極めることだと、大人買い先輩はいろいろ
な投げ方に挑戦したりしたのですが、なかなか上手いこと
飛ばずにかなり苦戦してしまいました。

やってる最中も、３回くらいペットボトルが倒れて、まさか
倒れるとは心の準備が出来てなかったのでテンパりながらも
糸を巻き上げていったりしたのですが、１つは根がかりを
してしまい結局糸を切らざるをえなくなってしまったため
わからず、２回目は藻が絡まってその重みで流されてしまった
ために倒れたみたいで、３回目はおそらく投げた竿に糸が
絡まって倒れた模様で何の反応もなかったです。


結局２時間ちょっとしていたのですが、まったく釣れない
どころか反応もなかったのは残念だったのですが、ひさしぶり
にする釣りはとても面白く、そこにいるだけでもテンションが
これでもなく上がったのでこれはこれで良かったと思います。

しかもすごかったのは、もう時間的に時合いを逃してしまった
のでそろそろ終わろうかというときに、大人買い先輩がペット
ボトルでの投げ方の練習をしていてそれを極めたこと。

どうにも僕の糸の巻き方が下手だったため、ラインを出て
いかずに途中で絡まりがちだったのを解決してすんなり出す
方法をと試行錯誤されていた大人買い先輩だったのですが、
ハンマー投げの要領でペットボトルを持ったまま半周回って
投げ出すという方法で２０メートル以上は巻いたラインを
全部投げたのにはびっくり。

僕もそのやり方を真似してやってみると、これまではすぐそこ
でぽちゃっと音がしていたのが、するするとラインは出て行き、
全部は無理でしたがそれなりに出たのにはかなりの手応えを
感じました。


最後の最後で出来るようになったのはちょっと残念でしたが、
まあ次回への足がかりとしては最高の終わり方だったと思う
のでこれはこれで満足です。

僕らの他にも釣りをされていた人はいたのですが、どうにも
釣果はよくなかったみたいなので今日は日取りとポイントが
悪かったということで、次には淀川大堰を越えたくらいの
ところでやってみていろいろとポイントを探っていき、淀川
での釣りを勉強していきたいと思います。

初めての川釣りと、ひさしぶりの釣りだったということで
かなりの期待で行ったわけでしたが、釣果どころか当たりも
ないのは残念だったながらも違う意味で楽しめたので今回の
釣りは次回への布石ということで、ぜひとも次回こそうなぎ
…、とまでは言わないまでもせめて魚の姿を見るために頑張り
たいです。