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灰色の空のむこうには…

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2009.08.30
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カテゴリ:テレビの話
前回、兼続が八海山に登って越後を見下ろすシーンが
ありましたが、それを思い返しながらオープニングを
見ていますと、やっぱりほぼほぼ同じシーン。

それまではとりあえずオープニング用で撮ったものと
思っていたのですが、よくよく見ると兼続に口ひげが
生えていましたからこのシーンってばそんなに以前に
撮られたものだったのかと思うとちょっとびっくり
でした。


今回のあらすじはと言うと、秀吉が亡くなった後の家康
による不協和音をメインに展開していたのですが、少し
ばかりあこぎなほどの嫌味がどうかと思いながらも登場
人物たちによる台詞は考え抜かれたピカイチなものが
あったと思います。


なぁに、やって出来ぬことなどない
兼続の父親である樋惣右衛門の言葉でしたが、この言葉
通りに兼続と三成は家康に知恵を使って対抗しようと
するのでした、ラストでしたけど。

言の葉は一度口より出ずれば取り返しの
つかぬもの、取り消しなど無駄なこと

奸臣や不穏な大名と言ってた家康でしたが、目の上の
たんこぶ的存在である前田利家の病状を見極めようと
見舞いに行った席で刀にて脅された家康は秀頼に忠誠を
誓わされたのはなかなかいいシーンだったかなと。

我ら力で領地切り取りし者、そなたごときに
束ねられはせん

先にも述べましたが、三成に啖呵を切った家康にも関わ
らず同じ力で領地を切り取った利家にはいいようにあし
らわれたというのは、やはり武将として織田信長の時代
から戦場を駆け抜けてきた者だけが持つ格の違いという
のを感じました。


他にも最後の最後で秀吉が三成に対して出会ったときの
再現をした三杯の茶のシーンは、もう一度繰り返すこと
でこれまでの三成の忠誠に報いたとても美しいシーンで
あったと思うのですが、利家の家康に脅しながら誓わす
シーンの圧倒的な迫力には適わなかったです。


そろそろ関ヶ原が近くなってきたため、これから石田方
として活躍する真田幸村や島左近がお目見えとして多少
強引にではありましたが登場してきました。

秀吉が亡くなったことで短かった泰平の世は終わり、再び
動乱の時代になっていくのですが、腹の探りあいと力に
よる戦いの幕開けに景勝と兼続がどのように立ち向かって
いくのか、これからの面白そうな展開に期待したいです。





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Last updated  2009.08.30 23:26:17
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