灰色の空のむこうには…

きっかけはたまたまテレビで再放送をしていたので、それ
を録画していたのですが、数年前に大ブームとなり以降は
韓流ブームと先駆けとなった「冬のソナタ」をようやく
見ました。

前評判としては当時のワイドショーとかでヨン様のことを
よく取り上げられていたのがすごくイメージに残ってたり、
韓流ドラマは昔のトレンディードラマを彷彿とさせるもの
があるというのを聞いていたので、どんなのかなと思って
見たのですが、意外なことに気付けばハマっていたのには
驚いてしまいました。


全２０話あったのですが、最初は高校時代のことを描いて
いて、それから１０年後の社会人になった話へと続いて
いくのですが、僕は高校時代の掴みの部分でしっかりと
掴まれてしまい、そこからずっと見続けることに。

まぁ、途中うだうだしたり、いらっとしたりするシーンも
あって、高校時代の同級生同士でいろいろあったりするの
ですが、僕の憩いは社会人になってから現れたヨン様が
演じるミニョン理事の会社にいるキム次長がなかなか個性的
ないい味を出してくれてたので、途中で止めることなく
最後まで見ることが出来ました。

最後まで見たおかげでチェ・ジウが涙の女王と呼ばれた理由
が毎回の確率で泣いていたのでよくわかりましたし、同級生
であるサンヒョクは本当にいい人だと聞いていたのですが、
中盤まではかなり嫌な奴だったのでどこがやねんと思いながら
見ていると、終盤から急にいい奴になったりしてこのギャップ
がいいのかと思ったり、何より自分で恐ろしいと思ったのは
このドラマを見ているとだんだんヨン様がすごくかっこよく
見えてきて刷り込みって怖いなぁとか思ったり。

ドラマの内容としては前評判に違わず、本当に僕が唯一見た
トレンディードラマである「東京ラブストーリー」みたいな
感じで、すれ違いの連続だったりしたのでそんなドラマみたい
なことあるかぁ！と突っ込みたくなりましたが、なかなか
面白かったと思います。


それにしても、こうして海外の連続ドラマを見ているとその
国の国民性がわかるというのは面白いものですね。

「冬のソナタ」では誰もがコートやマフラーを着たり付けた
まま食事はするわ、化粧を落とさないで寝るわ、何日も泊まり
に行っても替えの服なしで過ごすわ、携帯を手に持って電話
しないのに酒を飲んでも運転するわといろいろ興味深い違い
を発見出来たのは面白かったです。


このドラマは夕方に再放送されていて、たまたま母親も最終回
だけ見たそうなのですが、昔に母親は友達に全巻借りて完全版
を見たみたいで、今回の最終回は何が何だかよくわからない
うちに終わったと言ってました。

調べてみると、このドラマは１回が７０分ちょっとあるらしく、
ＮＨＫ版が１時間近くのもので、民放版は４５分くらいに編集
しているみたいで、確かに見ている途中もストーリーが途切れ
途切れになる不思議な部分があったりした理由がようやくわかり
ました。

で、あの編集じゃ最終回の「冬のソナタ」の感動はわからない
と母親は力説していたのですが、さすがに全話をもう一度見直す
というのは難しいですが、せめて最終回だけでもちゃんとした
バージョンの話を見て、もう少しその感動の余韻に浸かりたい
と思えるくらいにあまり期待してなかったですが意外や意外に
面白いドラマだったと思います。