灰色の空のむこうには…

僕はよく機会損失の男と言われます。


自分ではその時その時をベストであるようにしているつもり
なのですが、後からよく考えてみるとあのときああやって
いればと思うことが多々ありまして。

普段何気なく過ごしていますと、今がその重要なタイミング
であるということに気付くのは難しいわけで。

その点、ドラマとかマンガでしたらクライマックスっぽく
なったり、音楽が変わったりするのでわかりやすいのですが、
現実ではさすがにそうもいかず、大失敗することしきりです。


これまでの機会損失のそのほとんどは、僕の不注意というか、
意識してないうちに起こったことばかりなのですが、今日の
機会損失は完全に僕が原因で起こったことでした。

自分ではタイミングを見計らい損ねて見送ったことだったの
ですが、どうやらそれは僕の勘違いによる大失敗みたいで、
かなりの大事になってしまったのですが。

今回は肝心なところで踏ん張ることが出来なかったので、
改めて自分のヘタレ具合を再認識したばかりか、自分では
こうありたいと思っても、そのタイミングを活かすほんの
わずかなちっぽけな勇気がなかったのは情けない限りでした。


そこが大事な局面だとはわかっていて、自分でも戦う覚悟で
向かったはずだったのですが、いざその場になると妥協じゃ
ないですが、また今度にしようという逃げの心が今回の失敗
になってしまうとは。

自分ほど信じられないものはないとは、どこかの本の中で
読んだ台詞なのですが、まさしくそれが露呈した今日のこと
でして、それによって大きく傷つくのは自分の痛みなので
構わないのですが、取り返しの付かない傷をつけたことが
切り裂かれるより痛かったです。


今日の機会損失を取り戻せるかどうかはこれからの成り行き
次第でわからないですが、出来ることなら今後はどんな局面
に対しても、少なくとも自分らしくいれる勇気を持ちたいと、
今日の痛みを忘れないように深く心に刻んでいきたいと思い
ます。