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カテゴリ:テレビの話
ロスト・ルーム 「Xファイル」を見て以来海外ドラマを地味にチェックする ようになったのですが、どうしてもシーズンものが多いため 途中から見るというのは面白さが半減してしまうので、全く の新ドラマがテレビで放送されるとラブストーリーもの以外 はたいてい見るようにしています。 この「ロスト・ルーム」も新ドラマとしてテレビで深夜枠で 放送されていまして、ネットで検索してもあまり情報がない くらいに新しいのかマニアックなのかわからないですが、見て いるとだんだんと引き込まれる面白さがありました。 ストーリーとしてはある刑事が怪事件を捜査している途中に、 逃亡した容疑者を追跡していますとさらなる事件に巻き込ま れて命を落とした容疑者にあるカギを託されることから始まり ます。 そのカギはどのドアのカギも開くことが出来るもので、その 扉の先には不思議な部屋があり、そこからカギを使うとどこ にでも行けるというもので、そのカギを主人公が持つことで カギを含めた不思議な力を持つアイテムを集める組織やら 人物たちに狙われるというものです。 全6話という短い物語でしたが、起承転結もきっちりと描か れていまして、そのカギの力によって行方不明になった娘を 探すという動機付けもあり、不思議なアイテムのことを知る ことでその世界にのめり込んで行く対立者を描くことでその アイテムの歴史や他の道具などの説明されたりして世界観が それとなく説明されてとてもわかりやすいものだったと思い ます。 まぁ、ぶっちゃけた話“どこでもドア”の一種の効果を持つ カギだといえばそれまでの話なのですが、娘を助けるために いろいろな人物やら敵と戦っていく主人公が、大層なお題目 ではなく自分の望みのために命を賭けるというのはなかなか 等身大のヒーローっぽくて良かったかなと。 むしろ、悪役として登場する主人公と同じ署で働いていた 鑑識の人のほうは、そのアイテムのためには手段を選ばない という無茶苦茶っぷりが見ていて興ざめでして、別にこの キャラが登場しなくても物語は成立するのにどうして登場 さすのだろうと不思議に思っていました。 主人公目線で語られるため、それらのアイテムにまつわる 話は手探りで情報を集めていくのですが、アイテムを狙う 組織やらが複雑に絡み合っていてかなり緊迫したシーンが あり、また不思議アイテムを持つ者同士の戦いなどかなり 見どころは多かったように思います。 残念なことに、限られた話数の中の話であったために物語 としては膨らませる前に終わってしまったのですが、ラスト も娘は救いながらも何の解決にもなっていないエンディング であり、また対立する組織は新たな陰謀を巡らしそうな後を 引く終わり方で、かなり中途半端だったのは続編の制作を 目論んでいるからなのでしょうか。 そうは思いつつも、総じて言いますと全くの初見ながらこの ドラマは次が気になる謎が多く興味を惹かれる展開だった ためかなり面白く、製作者再度の思惑に乗せられながらも ぜひとも続編の制作を期待したくなるものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.24 23:49:17
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