灰色の空のむこうには…

最近、うちの母親のフラストレーションが溜まっている
らしく、それは父親の行動についてです。


うちの家ではチャンネルの支配権はずっと父親にあった
ので、最近では見る番組は多数決制が採られるように
なったとはいえ、基本的には最終決定権は父親にあり
まして、隠居する前はそんなに見るほうじゃなかったの
ですが、隠居してからはＮＨＫをよく見るようになり
ました。

いくらうちの母親でも、ＮＨＫを見るだけじゃそんなに
フラストレーションは溜まらないのですが、父親の見る
番組というのが、主にドラマだったりしてＮＨＫって
ドラマとかをしょっちゅう再放送やら電波の種類を変えて
何度も放送していることが多いのですが、それを全て
見ているそうです。

もっとわかりやすく言いますと、朝の連続テレビ小説は
地上波では朝と昼の２回放送ですが、これにＢＳでの
放送を加えますと１日に３回放送されることになり、それ
を欠かさず見るという感じです。


ひどいのは大河ドラマでして、夕方にＢＳでの放送を見た
かと思えば、晩の地上波での本放送を見てから、さらに
深夜のＢＳでの放送を見た上で、土曜の昼からの再放送を
見るという徹底ぶりで、その間チャンネルは父親が支配権
を持っていまして、他の放送が見れないとか。

母親も本放送でしたら、おそらくは文句は言わないと思う
のですが、そこまでして何度も見られたらそりゃ文句も
言いたくなるみたいです。

挙句の果てには昼は国会中継を見たりしているそうで、
うちではＮＨＫ率がかなり高かったりするそうで、父親が
隠居するまでは母親は昼はワイドショーを見たりしていた
ので、見たい番組がさっぱり見れないとか。


さすがの僕でも、見逃したりしたときには再放送の存在は
ありがたいのですが、それを全て欠かさず見るというのが
理解できなかったりします。

むしろ、その１回で満足出来ないのでしたら、録画をする
なりなんなりして、好きなときに見ればいいものを、なぜ
か全ての放送を見ることで満足する父親の思考ってのが
よくわからないのですが…、そこまで見るということは
間違いなく地味に番組の視聴率を上げてたりするみたいです。