灰色の空のむこうには…

先日新居探しをしに賃貸情報屋さんに行きまして、満足の
いくマンションを探してもらい、いろいろと検討した結果
そこに決めることにしましたので、今日契約をしに再度
賃貸情報屋さんに行って来ました。


案内してもらったときに見積書を作成してもらい、そこに
契約時に必要なものが記載されていたので、そこに決める
連絡を担当のお兄さんに連絡した際に他にはいるものは
ないですか？と事前にチェックしていたので、書類一式と
僕の印鑑に連帯保証人であるうちの父親の実印を持って
行くことに。

前にも書きましたが、僕は賃貸マンションを借りるという
のは初めてでして、お兄さんに教えてもらいながら契約書
にいろいろとサインやら印鑑を押していったのですが、
概ね順調に進んでいた作業も実印を押すときになって困った
事態が起こったのが実印の押す向きがわからないこと。


これまでの人生、実印なんて持ったことも使ったこともなく、
印鑑の方角を示す目印もなかったので、お兄さんにこれって
どっち向きに押すのですか？と尋ねると、とりあえずメモ
に押してみて考えましょうと、適当に印鑑を押してみて
書類として用意してあった実印の印鑑証明の向きと照らし
合わせてみたのですが、どうひっくり返しても向きが合わ
ないのです。

おかしいなぁと思いながらも悩んでいますと、お兄さんが
この実印は印鑑証明の印鑑と違いますと教えてくれまして、
印鑑証明の印鑑には真ん中に穴が空いていたのですが、僕
が持っていった印鑑は真ん中に穴が空いておらず、母親が
自信を持って渡してくれた実印は違うものだったみたい
です。

せっかく書類も全部用意したので、契約を全部終わらせよう
と思っていただけに、まさかまさかの事態に僕は唖然として
しまい、一緒にいた彼女は笑うしかなかったのですが。


とりあえずその場で出来る契約だけはすべて終わらし、実印
が必要な書類は家に持ち帰って印鑑を押し、後日に持って
来るということで終了したのですが、それから家に帰って
母親に印鑑証明の印鑑と実印が違ったよと言うと、母親が
うちにある実印ってこらでかのはずだと仰天してました。

一応念のために、母親にもメモ書きに印鑑を押してみて、
これと同じやつを探しておいてもらうように頼むと、しば
らくして母親があったわ！とのこと。

母親も忘れていたそうなのですが、家には実印が２つあり、
しかも印鑑証明取ったものと今日持っていったものの両方
ともを見せてもらうと、なぜだか色と形のケースに入って
ました…、ってそりゃ間違えるわな。

うちの両親にせよ、実印は持っていてもなかなか使う機会
がないだけに、すっかりうちには１つしかないものだと
思ってたみたいなのですが、こういう機会にうちに実印が
２つあるというのを再確認するっていうのも、両親的には
良かったとはいえ複雑な気分です。