灰色の空のむこうには…

前々から気にはなっていたのですが、僕の彼女はちょっと
だけネガティブ発言が多かったりします。

まぁ、ネガティブ発言といっても、「疲れた」とか「しん
どい」という言葉なのですが。


彼女は多少身体が弱くて体力がないらしく、病気になり
がちな体質なために、どうしてもムダに元気な僕のペース
で行動していますと負担がかかるみたいでそのような発言
が出たりするみたいなのですが、僕としては滅多に人前
ではそのような発言をしないように心掛けているために
気になってしまうのです。

そりゃあ、人間誰しも「疲れた」ときやら「しんどい」
ときなんてあるものですが、「病は気から」という言葉
があるようにそれを発言した人だけでなく聞かされた人も
同じような気分になってしまいますので、極力そいうした
発言は使わないでほしいと思いまして彼女にネガティブ
発言を禁止しました。


どうやら彼女は自分では意識しないうちに使っているとき
があるみたいで、禁止に対してえらい抗議をされてしまい
ましたが、口癖は意識しないと治らないものですからネガ
ティブ発言をするたびに何か罰ゲームをしようと考案中
です。

すると彼女から、そうしたネガティブ発言の気分になった
ときにはどうしたらいい？と聞かれましたので、そういう
ときこそむしろポジティブ発言をするようにと言いました。

「疲れた」ときには「頑張った」、「しんどい」ときには
「ようやった」と、若干ニュアンスは違うかもしれません
が、こう言い換えるとかなり言った本人も聞かされた人間
も違った印象を受けるから面白いものです。


その言い換えをかなりマジメな顔で彼女に言うと、ツボに
入ったのかなぜか大爆笑されてしまいましたので、絶対に
ネガティブ発言をした日には罰ゲームをしてやると心に
決めました。