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カテゴリ:テレビの話
まさかそこで終わるかと突っ込みたくなった最終回だった
TBS日曜劇場「JIN-仁-」が、ようやく完結編として 続編の放送が始まりました。 原作のマンガも先日完結を迎えたそうなのですが、ドラマ からこの作品を知った僕としては続編のドラマなり映画が 間違いなく始まるだろう(ドラマの終了時には続編の製作 は決定していなかったのです)からそれを見てからにしよう と頑なに拒んできた甲斐がありました。 それほどまでに待ち望んでいた待望の第1話は、初回という こともあり拡大の2時間スペシャルだったのですが、1年 半ぶりの放送にも関わらず、細かい脇役キャラたちの設定 は忘れていましたが、メインどころのキャラたちのことは 覚えていましてブランクの違和感なく楽しめました。 このドラマは現代の医者が幕末にタイムスリップして、その 世界でいろいろな人物と出会って生きていくというものなの ですが、今回もいくつかの感動的なエピソードがありまして、 その中でも特に良かったのが久坂玄瑞の部分です。 ぶっちゃけた話をしますと、あくまでファンタジーなドラマ ですから白昼堂々と2名に襲われた佐久間象山が、夜中に 囲まれて斬られていたりするので突っ込みどころはあったり するのですが、それだからこそ新解釈でいて南方先生がこの 世界に来たことによって歴史が変わった幕末という見方も 出来るので個々のキャラクターを通したその時代観がただの ファンタジーで終わらせない魅力があります。 蛤御門で敗れた長州の嘆願に向かった久坂が、公家の後ろ盾 がなくなったことで自害しようとしたところに現れた坂本 龍馬とのやりとりが、土佐の武市半平太に長州の久坂玄瑞と 言われるほどバリバリの尊王攘夷派でいながらも英才と称さ れたからこそリアリティのある本音に聞こえて、とても興味 深いものでした。 そうして、気付けば時代に翻弄されてしまい、自分の思う 生き方が出来なくなってしまった久坂だからこそ、坂本龍馬 に投げかけた「おまえは間違えるなよ」という言葉が痛い くらいに伝わるもので、久坂以外にも登場するキャラたちに よる、おっ!と思わせる歴史の考察はなかなか面白かった です。 今回は第1回ということもあり、南方先生の歴史を変えて しまうことへの迷いなどが描かれていまして、どちらかと いうと後ろ向きな感じだったのですが、一連のエピソード によって心を新たに前向きに歩いていこうとする導入の ものだったように思います。 幕末という時代設定のため、これから激動の時代へと突入 する上に、歴史上の偉人とも面識が出来つつある先生の置か れる環境は過酷なものになっていくだろう中でどのように 生きていくのか、今後の南方先生の活躍に注目したいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.21 18:48:15
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