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カテゴリ:テレビの話
前回から引き続き、和宮毒殺未遂事件の下手人として捕え
られている南方先生と咲さん。 外野の予想では、この件に関して幕府としては大げさに したくないということで、早期解決のための生贄にされ かけている南方先生を案じて、どうにかして助ける方法 を探すという物語でした。 そうした直接的な話はさておき、この当時の女性の生き方 として客観的に今回の話を見ますと、咲さんと野風さんの 二人の女性の対局的な生き方が描かれていまして、よく 練られたストーリーだと思います。 自分は苦労してでも陰ながら南方先生を支える献身的な 女性として描かれている咲さんと、自分の身を顧みずに すべてを捨ててまで南方先生のために尽くそうとする 野風さんという、直接にしろ間接にしろ先生に対する 思いは同じでこうも行動が両極端になるというのが、 この時代の女性の戦なのかなとしみじみ感じました。 結果的には、思わぬ変化球からこれまでドラマの中では 良いイメージがなかった医学館の多紀先生より救いの手 が差し伸べられたことによって南方先生は助かるのです が、僕的にはこの二人の女性の戦のほうがとても印象に 残りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.12 22:15:46
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