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カテゴリ:テレビの話
一応、このドラマのタイトルからして主人公は南方先生だと
わかってはいるのですが、どうしても幕末の歴史が好きな僕 にとって、南方先生よりも坂本龍馬の動向のほうが気になる ところです。 今回、南方先生はペニシリンの普及活動にと長崎まで講演? に行った先で、偶然坂本龍馬と出会ったことから物語は展開 していきます。 もう時代は薩長同盟の成立から、長州征伐へと進んでいる ところなので、この頃の龍馬は武器商人としてその行動は 真っ黒なのですが、あまりの龍馬の変わりように理解する ことが出来ない南方先生。 現代人の感覚からすれば南方先生のような戦いへの拒絶反応 は当たり前で、さらに先生は医者だからこそ命を救う立場に あるために龍馬の行動に声を荒げるのですが、龍馬には龍馬 なりのポリシーがあって行っていることなので、二人の意見 は平行線を辿ることに。 そうして喧嘩別れする二人ながらも、まだお互いがお互いの ことが気になっていてという、何とも微妙な人間関係の機微 を描いたドラマだったのですが、よく出来てるなぁと感心 してしまうところは、南方先生の言葉が龍馬の行動を変える きっかけとなったかもしれないというところ。 史実と照らし合わせれば龍馬の行動はロマンもへったくれも なくなってしまいますが、こうして龍馬の行動理念の転換期 に南方先生との対話があったとすれば、これはこれでとても 納得のいくものとして逆に面白く感じてしまいます。 今回のストーリーで南方先生が学んだ未来への関わり方は、 この先の展開にはとても重要な伏線だったと思います。 直接話すことによってその人の運命を変えることは出来ない ですが、未来のことを語ることが出来るという設定で、今作 のおそらく最大の山場である坂本龍馬の暗殺をどうやって 止めるのか、少しずつ明らかになっていく設定と伏線がどう なるのかもさることながら、僕的には龍馬の活躍をこのドラマ ではどのように描いていくのか大政奉還の時が近づいてくる につれてとても楽しみになってきてます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.08 18:49:31
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