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カテゴリ:テレビの話
僕がこの連続テレビ小説の「おひさま」をまともに見る
ようになったのが、和成さんが出征してからのことで、 それまでの話はずっと見ていた彼女からの解説で聞いた だけでしたから、このタイミングで総集編の第一章を放送 してくれたのはちょうどいい感じでした。 僕は他の連続テレビ小説というのはあまり見たことはない のですが、これまでは休みの日に放送していたのを飛び 飛びで見ていたせいか、どうなってるのか全く予測不能な 展開ながらも楽しめる物語だったのですが、こうして連続 で見るとなると以前に登場した人物などが出てきたりして、 全くこれまでの物語を知らない僕にとってはハードルが 高いものだったりしたのです。 今回の総集編では、陽子が安曇野に来たところから和成 さんが戦争から帰ってきたところと、僕が見始めたところ まで総集編としてまとめた、かなりなダイジェストでして 4分の3以上が知らない部分でしたからとても楽しむこと が出来ました。 僕が見始めたところが、ちょうど戦争が激化していく中で 和成さんが出征した後のところだったため、苦しい時代の 中の物語だったのですが、そもそもこのドラマ自体が陽子 さんの語りという構成をしているので、楽しかった女学生 時代のことや春樹兄さんのことなどを活き活きと描かれたり してまして、とても楽しく見ることが出来ました。 何よりこのドラマを見て感動したのが、陽子のお父さん役 である、須藤良一こと寺脇康文氏のザ・昭和のお父さんと いうべき素晴らしい演技でして、僕の中で寺脇氏の代表役 といえばもうこの陽子のお父さん役以外考えられないと 思えるほどハマりまくっていました。 激動の昭和時代を戦前から戦後までと描いた作品ながら、 当時の世相を会話や所作の端々に想像させるようしっかり と描写しつつ、必要以上に暗くなりすぎずに見せるこの ドラマはどの世代の人が見ても満足出来る練り上げられた 物語です。 その上、主人公の陽子の周りには時代に負けることなく 前向きに生きようとする個性の強いキャラクターが多く、 そのみんなで助け合う心温まるストーリーには希望を 与えられるものでしたので、これからどう現代へと物語 が繋がっていくのか、本編の展開を楽しみにしたいと 思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.28 18:10:57
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