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カテゴリ:テレビの話
死んだら終わりじゃない
どうして亡くなったかがわかるまでは 終わらないって 僕の個人的な意見ですが、今回の夏のドラマで一番面白い と思ったのが、この「ブルドクター」です。 僕が刑事ものと医療もののドラマはたいていチェックする というのもあるのですが、一応これはと思ったドラマは 一通りはチェックする中で、初回からほろっとさせられた ドラマはこれだけだったかなと。 他にも3本ほどドラマは見ていたのですが、このドラマは スマートでいてカッコいいだけでなく、物語もきっちりと 練り上げられていて毎回落としどころがあるというもので、 毎週楽しみに見ていました。 ただのドラマとしてだけでなく、日本の司法解剖の現状を 問題提起として法医学のドクターを主人公にすることで、 日本の今をきっちりと描いていたのも良かったのではない かなと。 アメリカの留学帰りのドクターと、日本式のドクターの 立ち位置を比較することで、その問題点をしっかりと浮き 彫りにしていたのは、日本式なやり方であまりにも慣れて いる法医学教室の面々が毎回留学帰りのドクターに振り 回される姿がなかなかに興味深かったです。 そして、全てを犠牲にしてまでも死因究明に賭けるその 情熱は、真摯に仕事と向き合っているからこそ出来る姿勢 で、そのために家族間で問題になったりするのも法医学 をテーマにしただけではないこのドラマの魅力だったと 思います。 事件に対する姿勢以外では、メインキャラクターである 留学帰りのドクターと女性刑事が主役として焦点を当て られてストーリーが展開するのですが、少しもどかしい ところがあったり、他にも色々とあれやこれやとトラブル が起きたりしまして、見ているこっちがどうなることかと ハラハラさせられっぱなしでした。 さらには陰謀渦巻く最終回では予想外の展開に驚かされ ながらも、ラストでは大どんでん返しがあったりしまして、 すっきりと爽快な気分で見終えることが出来まして、僕の 中ではこの夏一番楽しむことが出来たドラマでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.29 23:13:42
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