|
カテゴリ:テレビの話
山梨県警捜査一課強行犯係
甘えもミスも許されぬ荒涼たる砂漠 しかし…、その砂漠には 緑があった、水もあった 僕の好きなサスペンスのシリーズである、月曜ミステリー 劇場横山秀夫サスペンス第5弾となる「囚人のジレンマ」 の再放送がされていたので、録画していたのを見ました。 このシリーズは山梨県警捜査一課が舞台となっている作品 でして、所属する三班の強行犯係をメインに刑事たちの 葛藤や執念を描いたもので、今回はほぼ同時期に起こった 3つの殺人事件をそれぞれ各班が担当し捜査する中での 出来事を描いていたのですが、これが見ていて重苦しい プレッシャーと駆け引きの中での連続でした。 例えるなら息を止めて水に潜り続け、溺れるかどうかの 瀬戸際のところまで追いつめられながらも潜り続ける圧迫 感が画面から伝わってきて、とても骨太で重厚なストーリー ながらもみているこちらのほうも言いようのない焦燥感に 駆られてしまうような鬼気迫るものがありました。 事件としてはタイトルの「囚人のジレンマ」が全てを現して いる秀逸な作品だったと思うのですが、そこに至るまでの 刑事たちの人間関係やら確執にはぞくぞくと背筋が寒くなる ような孤独がありながらも、語られないところにこそ人間 らしい温かみがラストのラストで描かれたりして、とても 見応えのある秀逸な作品だったと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.09 22:37:29
コメント(0) | コメントを書く
[テレビの話] カテゴリの最新記事
|