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カテゴリ:テレビの話
みんな、それぞれ何かを背負っているんだな
しかし…、何かを背負っているからこそ刑事 をやっていけるのかもしれん たまたまBSのテレビ欄を見てますと、僕の好きな横山秀夫 サスペンス第6弾「モノクロームの反転」が再放送されて いましたのですかさず録画し、ようやく今日見ることが 出来ました。 僕はこのシリーズをリアルタイムで初めて見たのは前作で ある第5弾からで、この第6弾も放送された当時に日記で 感想を書いていますが、あれから数年経って見た感想と しましてはやはり厚みの幅があるドラマだなぁというもの でした。 このドラマの妙味は、取り上げた事件だけを焦点に絞っても かなりの厚みがある上に、このシリーズの根幹となる山形県 警捜査一課強行班係に所属するそれぞれの人物をきっちりと 描きながらそれぞれが背負っているものを織り込むことで、 いかに自分を犠牲にしてもその背負うべきもののために 戦っているのかというのが、よくわかる物語でした。 わずかなヒントや糸口をきっかけに、その見落としてしまい そうなネタを頼りに陣頭指揮を執る班長たちが犯人にたどり 着く過程は、結末に近づくにつれすべてが明らかになること でこの事件がどうして起きたのかというところまでがきっちり と描かれ、これほどまで完成されたストーリーは見事としか 言いようのない作品です。 いつもこのシリーズを見て思うのですが、仕事に対してプロ 意識がこれほどまでに高い世界で、身を削って生きている人 たちがいるおかげで秩序は保たれてるんだと思うと、頭が 上がらない気持ちになってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.20 19:55:23
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