灰色の空のむこうには…

どうしてこうガンダムシリーズっていうのは、最終回間際
なのにニュータイプな特殊能力者が新キャラとして登場
するのかしら。


わたしたちのシリーズでは急にキャラが登場するなんて
なかったから、ヒロイン総選挙１位確実なわたしの一挙手
一投足に心置きなく魅せられることが出来たと思うんだけど、
ただでさえ三世代が登場して話が混線してるっていうのに
そこに加えて新しいキャラって…。

ガンダムシリーズのお約束から考えると、あえてここで
登場するなんてパターン的にどうなるかわかるものだから、
この後に及んで新キャラを登場させなくてもこれまでの
キャラでクライマックスを作ったほうが盛り上がると思う
んだけど。

これまでのキャラをここで退場させるのは惜しいという
のはわからないでもないけど、こんな間に合わせのキャラ
に頼るってのはどうにもいただけないわ。


間に合わせのキャラにせよ、だいたいかなりの実力があって
偉そうにしてるのならこれまでもそれなりの実績があって
しかるべきなのに、まったくノーマークなのにボスキャラ
的な扱いっていうのがご都合主義なのよね。

話の流れから、連邦軍からヴェイガンに寝返ったというのは
わかったんだけど、そんな裏切り者なのにルナベースの中枢
でのんびり腕を組めるならかなりの実力者だと思うんだけど
連邦での評判も、ヴェイガンでの功績も聞いたない未知数な
人間が司令官クラスに対して偉そうにしているっていうのは
違和感を感じるわ。

まぁ、あくまで間に合わせのキャラだから死亡フラグは確定
しているんでしょうけど、ただでさえこれまでよりも登場人物
が増えてごちゃごちゃとストーリーが複雑になっているという
のに、もっとややこしくするキャラが新しく登場するっていう
のはどうにも次々細かい単発的なエピソードを増やすことで
無理矢理盛り上がりを作ろうとしているように見えるけど、
そんな予想の斜め上をいくような展開を期待したいわ。


わたしの名前はルナマリア・ホーク。


今回のタイトルは確か「華麗なフラム」だったような気がする
んだけど、当の本人は無表情な長髪にときめいていたのはいい
としても、モビルスーツで出撃して魔法ステッキを振り回した
以外はあっさりやられるわ、逆切れするわ、撤退するわと全然
華麗じゃなかった気がしたのはわたしだけかしら？