灰色の空のむこうには…

もう終盤に差し掛かるというのにここで間に合わせ新キャラ
をピックアップする必要があるの？という内容はともかくと
して、新キャラがテストパイロットな上にルナベース勤務と
いう唐突の登場でも無理のない設定は良かったわ。

わたしの予想の斜め上を行く経歴というのも、本当に今回の
ガンダムシリーズって世界観はしっかりと練られているのに
いまひとつ盛り上がりに欠けるっていうのはどういうこと
かしら？


この間に合わせの新キャラ、連邦軍でも適性テストを行って
いたＸラウンダーみたいなんだけど、考えたらパイナップル
頭の時代からあの適性テストはあったのに、どうして今まで
Ｘラウンダーはトンガリ頭一族以外に連邦軍では登場しない
のかしら？

あれから１０年以上も経つのだからそれなりに部隊として
活躍しててもいいのに、考えたら軍人でもないデコロン毛が
いきなりガンダムに搭乗して誰も文句を言わないというのも
おかしな話よね。

まぁ、間に合わせの新キャラはＸラウンダー専用機体のテスト
パイロットをしてたから、Ｘラウンダーは発掘出来てもそれ
をフォローする機体がまだ開発されてなかったというなら
辻褄も合うけど、それでもこれだけヴェイガンに侵攻されて
いる事態なのに前線にトンガリ頭とデコロン毛以外に連邦軍
のＸラウンダーがいないというのは変な話だわ。


そうそう、そのＸラウンダーで思い出したけど今のところは
ヴェイガンで一番の能力者って無表情な長髪だったと思う
んだけど、どうしてパイナップル頭と互角の小競り合いを
しているのかしら。

モビルスーツが能力についてこないというジレンマはあるの
かもしれないけど、結局それってデコロン毛と一緒で機体の
性能上での勝負であって、どんな機体でも能力者なら勝つ
ことこそＸラウンダーの価値だと思うんだけど。

わたし的にはそんな特殊能力のカケラもないのに、そんな
反則技ともいえる能力者とガンダムみたいな最高級な機体
ではなく特別開発しただけの機体で互角に戦う、ネーミング
はアレだけどスーパーパイロットのパイナップル頭の強さ
って、こうして見ると改めてすごいと思うわ。


わたしの名前はルナマリア・ホーク。


あれだけ回想したというのに、結局間に合わせの新キャラが
載っている連邦軍のＸラウンダー用ＭＳってロックな職人
さんの工房が開発したってラストのガンダペディアで解説
されていて、思わずコケそうになっちゃったわ。