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カテゴリ:テレビの話
武士として生きるのであれば、死に場所だけは
間違えるな 死に場所を間違えた武士ほど惨めなものはない 昨年、BS時代劇で放送された「新選組血風録」が4月から 地上波でも放送されていまして、途中で特番の放送やら オリンピックなどで番組が延長されてしまったので時間が かかってしまいましたが、ようやく全12回の最終回まで 見終えることが出来ました。 司馬遼太郎氏が新選組を題材にして書かれた作品として メジャーなのは、「新選組血風録」と「燃えよ剣」が 挙げられると思いますが、僕はこれまで「燃えよ剣」は 読んだことがありまして、そこに登場する土方歳三という 人物は颯爽としながらも強烈な個性を持つキャラでした。 「燃えよ剣」は土方歳三を主人公に、その駆け抜けた激動 の一生が描かれていますので当然ながら土方視点での展開 になっていましたのでそのようなスタンスかと思いきや、 「新選組血風録」は新選組で起こったエピソードを時系列 で紹介するというものでして、有名な事件以外にマイナー な隊士たちにまつわる話なども取り上げられていまして、 やはりメインは土方歳三でしたがそれほど前に出ることは なかったため、いろいろな隊士たちが活躍したりしたので 見ていていろいろと新たな発見がありました。 物語だけでなく斬り合いや稽古のシーンなどかなり本格的 なものでそれだけでも見ていて満足していたのですが、残念 なことに最終回はぐだぐだな感じで終わったのがもったい ないものでした。 時代は大政奉還へと向かい、そこから五稜郭まで新選組の 最後の戦いが見れるかと思いきや、なぜか淡々と新政府軍 との戦いで京都から大阪へ転戦し、近藤勇が撃たれた後は 各隊長たちごとにその後の結末を語ったかと思えば、舞台 はいきなり函館五稜郭で断髪した土方が現れたかと思えば 討ち死したのには、最終回直前までとても丁寧に描かれて ましたのでそれを最後まで続けてほしかったです。 あまりの中途半端さに調べてみますとこの「新選組血風録」 は映像化されて3作品目だそうで、1作目は全26話も あったそうでそれから比べるとやはり尺の問題から最後が ぐだぐだになるのも仕方ないかなと。 それでも1作目、2作目は見たことはないですが3作目の 作品のファンとなった僕としましては、今回見た作品が全て と思いますから終わりまできっちりと描いてもらいたかった ので、また続編かスペシャルで大政奉還の後の最後まで戦い 抜いた新選組の雄姿を映像化していただきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.23 00:58:04
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