灰色の空のむこうには…

うちのコメディアンな母親は還暦前というのに、相変わらず
多忙な毎日を送っています。

趣味で始めたハーモニカに南京玉すだれ、それぞれでいつの
間にやら作ったグループでボランティアや営業をするだけに
留まらず、果ては民生委員まで。

さすがにそれ以上何かをするのはキャパオーバーになるのか、
２年前になった民生委員以来何か始めたとは聞いたことない
のですが、どうしてそんなにムダに元気なのか不思議で仕方
なかったりします。


そんな多忙な母親ですが、お昼前に祖母より呼び出しを受けた
との連絡がありました。

ちゃきちゃき動く母親とは違い、うちの祖母（母方）は究極
のマイペースで、母親の予定なんてお構いなしに用事で呼び
つけるそうで、文句を言いながらも行く母親もそこはすごい
と思いますが。

で、母親が祖母に呼ばれたのがハガキを探してほしいとの
ことで、そのハガキとは僕が送った引越しの案内ハガキ。


僕の引越しは８月の末頃にしたのですが、そろそろ年賀状が
発売されるシーズンになるので住所変更の案内をしようと、
とりあえず親戚一同に家の写真を載せてハガキを先週送った
のです。

うちの祖母は家の写真を気に入ったらしく、届いて３日ほど
ハガキの写真を眺めていたそうで、そこまでならただの良い
話で終わるのですが、さすがうちの祖母でして今朝になって
ハガキをどこに置いたのか忘れたそうです。

いやいや、そこまで大事に見ていて忘れるというのも大概か
と思うのですが、一人で大騒ぎして家探ししても見つからず、
ついには母親も一緒に探すように呼び出されたとか…。


実家にはそのハガキを送ってないので、多忙な母親にすれば
まさに青天の霹靂のような出来事に付き合わされるっていう
のも。

夕方に連絡がありましたが、結局ハガキは見つからなかった
そうです。