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テーマ:八重の桜(393)
カテゴリ:テレビの話
今回の大河ドラマは幕末から明治にかけて活躍した新島八重
が主人公。 幕末好きな僕にとって正直なところ新島八重をまったく知ら ないながらも舞台は会津藩ということで、これまで歴史上 活躍した人物や勝者からの立場でしか描かれなかった時代が、 敗者側という視点だとどういう受け止め方の違いになるかが 僕にとって今回の大河ドラマを見る最大のポイントだったり します。 第1回はさすがにイントロダクション的な意味合いもあり、 会津藩がどういう土地柄・県民性であるかを紹介するため 藩士や子弟の教育や心得などが描かれていました。 後の幕末の動乱期に性別・年齢を問わず藩が一丸となって 戦い抜いた会津藩士の気質はこうして培われてきたのかと 思うと、見ていて次第に背筋が伸びてました。 そして黒船の来航、この日本史上最大の転換期にさすがに 子役な主役では無理があるため、お兄さんである山本覚馬の 視点から激動の江戸を描くことになるのですが、やはり幕末 といえばこの人抜きには語れない佐久間象山。 この時代では理解されない変人というか怪人っぷりを遺憾 なく発揮していたのは、先に会津へ旅に来た吉田寅次郎たち にも通じるものがあって、保守的な立場から見た先鋭的な 人たちとはこう映るものかと面白いものがありました。 まだまだ初回なのでこれから八重が関わることでどのような 物語となるかはわかりませんが、これまであまり描かれて こなかった立場だからこそ語れる強みを活かして、新たな 切り口での展開を期待したいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.06 23:06:21
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