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灰色の空のむこうには…

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2013.01.27
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テーマ:八重の桜(393)
カテゴリ:テレビの話
いやぁ、もはや…、
古き良きものを守るだけでは
立ち行かねぇ
変えるべきは変えていかねぇと



今回の物語は西郷頼母のこの一言に尽きると思います。


ネコといえば井伊家の代名詞、井伊直弼いるところにネコ
が出て来るのはなかなか面白い演出でしたが、大老にまで
登り詰めた政治的手腕はさすがという他ないと思います。

違勅条約への追及を逆手に、一気に反対派の勢力を叩き
潰しただけでなく、意のままに政治を行うためもめていた
将軍後継者問題も華麗に決めるというその恐ろしさ。

武の時代は終わったとはいえ、まさにその辣腕ぶりは井伊
の赤鬼と呼ばれた父祖伝来の二つ名通りと感心してしまい
ました。


十四男という生まれなため部屋住みの身ながら、自らを
埋もれ木と揶揄しつつも腐ることなく文武に精進し、芸事
に居合を極めたその胆力こそこの幕末の乱世に突如として
現れた異端児だったと思います。

戒名を授かりながら、命を賭して国の大事に立ち向かった
その姿は、やり方こそ異論あるでしょうが同じ国を憂える
者なのに、どうしてこの時代は口より先に手が出るように
なったのか、残念で仕方ないです。





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Last updated  2013.02.20 15:31:50
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