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テーマ:八重の桜(393)
カテゴリ:テレビの話
長州藩兵が天王山に陣を築き、御所へ直訴しようと一触即発
の緊張感がいやが上にも増す中で。 長州陣営の中心となっていたのは久坂玄瑞と真木和泉、二人 の人物でした。 そしてこの二人が一藩の軍勢を仕切るということこそ、これ までの時代では考えられなかったことなのですが、久坂玄瑞 は藩医の息子、そして真木和泉は神官の家柄と、戦といえば 武士の仕事だったのを押しのけただけでなく、従えて指揮を 執る立場にまでなるとは。 これまで政は身分制度で定められた特権階級の出来事だった のを、このように既成概念の価値観を転覆する登用を行った 長州藩だからこそどんなに苦境に立たされながらも続々と 人材を輩出したのであり、他藩ではごく一部の限られた人物 たちの代わりはおらず後も続かなかったのに対して、対等に 渡り合えることが出来たのだと思います。 白昼堂々と幕府の重職にある佐久間象山が不逞浪士たちに 暗殺された事件にせよ、長州陣営にこの二人の台頭にせよ、 逼塞したこの時代においてもうすでに武士の時代は終わりを 告げているのだと感じてしまうエピソードでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.31 15:41:20
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