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テーマ:八重の桜(393)
カテゴリ:テレビの話
たとえば、宝くじの1等と前後賞で合計3億円が当たった
としたら、自分を見失わないで今までと同じようにその後 の生活をしていくことが出来るかと問われて答えることが できる人はなかなかいないと思います。 庄屋の子として生まれたにも関わらず、藩校へ通うことで 才を見出され士分となり士官し、さらには奇兵隊へと入隊 することで転機を得ただけでなく、鳥羽・伏見の戦いでは 新政府軍として活躍、さらには戊辰戦争で奥羽鎮撫総督府 の下参謀として派遣されたその生き方は、自分を見失わ ないで生きることができたとはとうてい思えないです。 奥羽鎮撫総督府の総督は先の左大臣であった殿上人である 九条通孝、いわば雲の上の存在が率いる軍の下参謀…、と 言いましても副総督・参謀は公家がなるため、実質武家の トップとして派兵されるというのは、これまでも向かう ところ敵なしで戦ってきたその経験は、慢心といいますか 驕りが出るのも無理はなく。 生粋の武家の出ならまだしも、生まれが庄屋の子なため 成り上がっただけでなく、畏怖の存在であった士分の者 たちが自分に傅く姿を見て芽生えた野心が奥羽は恐るるに 足らずとのこと。 深読みすれば世良修蔵を下参謀として派遣したのもこれが 目的だったのかもしれませんが、一段落ついた鳥羽・伏見 の戦いから幕府の残存勢力を掃討する戊辰戦争のきっかけ となったのは、世良の暴走であったのは想像に難くないと 思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.24 17:32:15
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