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テーマ:八重の桜(393)
カテゴリ:テレビの話
鶴ヶ城の籠城で女子供も一丸となって新政府軍と戦ったと
説明がありますが、どのように女性たちが戦ったのかが すごく良くわかる一幕であったと思います。 どうにも籠城戦の女性たちの位置付けとなると、イメージ としては戦国時代の大坂夏の陣の淀殿が頭にあって、天守 に籠っているというのがあるのですが、こうして主人公が 武家の娘ということもありその目線で語られるため、ここ 3回でそれぞれ信念に基づいて行動したこの時代の女性 たちの戦いというのがすごく伝わってきたのが良かった です。 そんな中、決死の覚悟で血路を開くべく出陣する官兵衛の 容保公とのシーンはすごく美しいものがありましたが、 翌日の寝過ごしたという失態は史実とはいえ作戦時刻より 遅れたのに出陣したのはいかがなものかなと。 朝駆けで不意をつくからこそその作戦にも意味があるので、 時を逃したのならまた後日に行動すれば成功する可能性も あるも、そのままの突撃はただ猪突なだけで犠牲が増える ようなものの。 容保公とあのような別れをしたからには行かねばという 焦燥感に駆られたのだと思いますが、僕個人として官兵衛 の寝過ごしたのが悪いのではなく、一軍として作戦遂行時 前から総大将がいないことに手を打たなかった副官以下の 不始末こそ問題であって、そこにもう会津に有為の人物が もう残されてなかったことを物語っていたと思います。 戦国時代の籠城なら奇策以外には正面からなどの衝突しか 敵からの攻撃はまず考えられませんが、この時代は火器の 技術進歩により超長距離からの攻撃が可能なため、敵の姿 が見えないところから攻撃されることで守る側としては いつ何時も気の休まるときはなかったかと思います。 生粋の武闘派であり、また家老という要職に就いていた 官兵衛の心労というか疲労は溜まりに溜まっており、ある 意味では死に場所を求め続けて戦い抜いてきた者として 翌日の作戦でこの苦境から開放されるという気の緩みで 一炊の夢ならぬ一酔の夢を見たのは、僕としてはとても 人間らしい姿に思えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.08.25 23:04:31
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