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テーマ:八重の桜(393)
カテゴリ:テレビの話
僕がこの「八重の桜」で鶴ヶ城開城に至るまでの籠城戦を
見て、痛切に感じたのは女子たちの戦いの苛烈さです。 戦いの最前線で戦う男子たちに対して、城に籠りながらも 怪我人の治療や食事の準備、さらには不発弾の処理までと、 その対応は多岐に亘りながらそれを当然のようにこなし、 殿方をフォローし続けたその確固たる凛々しい姿勢。 よく言われますように当時の女子は男子の3歩後ろから 付いていくが美徳とされ、どうにも現代の考えではそれ が男尊女卑という封建社会の縮図のように見えながら、 その実は戦況がわからなくても自分に出来る最大限の ことをやりきるというその心強さ。 それは命を的に前線に出て戦う者たちよりもよほど勇気が いるだけでなく、さらに負けたからといっても誇りを 持って美しい鶴ヶ城にして明け渡すその女子の戦さこそ が、この時代の武家の教えの高潔さを物語っているという 意味で、これまでにない違った角度から当時の戦いの様子 が知ることが出来たのは僕にとって新しい発見でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.08.25 23:30:55
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