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カテゴリ:テレビの話
今僕たちに出来るのは…、ひたすらオペを
続けることだけです 先日スペシャルでも放送された、「DOCTORS 最強の名医」 の続編ともなりますと、どうしても前作が面白すぎたため かなり期待して見ていたのですが、その期待を裏切るどころ かさらに斜め上の展開をいく面白さでした。 物語としては単純明快で、自分のいる民間病院のレベルを もっと上げようと主人公でもあるドクターが、旧態依然と したエリート気質な同僚たちの意識を変えようと、あれこれ 画策して自分の思うようにしていくという物語。 勧善懲悪な感じではないですが、見ているうちに主人公で あるドクターの手際と根回しの良さ、そしてものの見事に 踊らされる同僚たちを見ていて爽快でいて痛快な気持ちに なれるドラマです。 しかし改めて思い直してみますと、主人公であるドクターは 新しいタイプのヒーロー像であり、自分の力を隠すことなく 最大限利用しながら力の限りに正義を体現しようと表や裏で 果敢に立ち向かっていく姿こそ、閉塞した現実の中で殻を 破ることの出来ない僕たちに可能性の道を示してくれている ものだと感じました。 ただ単に相手を蹴落とすのではなく、相手を活かしながら 自分のビジョンを実現していくというのは、口で言うには カンタンな理想ながらもなかなか現実として成し遂げること は出来ませんが、現状をより良いものに変革しようとそう した道を模索することこそ妥協案とまでは言いませんが、 僕たちが折り合いを付けることの出来る最善案だと思います。 目立ってナンボなプロトタイプのヒーローではなく、状況を コントロールすることで思うように推し進めていく、そう した現実的に自分でもやれそうな主人公だからこそ、より リアルに共感出来る物語であったように思えます。 まぁ、自分に力があってこそ初めてそう言えるのでしょうが、 まだまだ主人公の野望は尽きることがなさそうなので、ぜひ ともさらなる続編を期待したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.10 18:53:15
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