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カテゴリ:テレビの話
俺は…、人の憎み方を知っている人間です
僕の楽しみのひとつに、毎週テレビ番組のチェックをする というものがありまして、ざっと1週間の番組表を何気に 眺めていますと、ごくたまにこれは!という番組を見つけ たりします。 本作もそうして見つけた番組で、番組表では横山秀夫企画 となっていただけなので普段ならスルーをしていたところ ですが、僕が横山秀夫サスペンスシリーズが好きという こともありひょっとしてと詳しく番組のあらすじを調べて みますと普通のサスペンスっぽかったのでやっぱり続編は 出ないのかとがっかりしていたところ、ふと登場人物を 見てみますと、がっつり聞き覚えのある名前が。 朽木に楠見に、田畑と尾関って、まさしくF県警捜査一課 強行犯捜査係に登場する人物たちの名前で、僕の好きな このシリーズの続編は雑誌では発表されていても幻として 文庫化されていないので半ば諦めていたのですが、もしや と思い見ますとまさしくビンゴで、待ちに待ったシリーズ 最新作でした。 これまでの横山秀夫サスペンスシリーズはTBS系列の月曜 ミステリー劇場で放送されていたのですが、本作はテレビ 東京系列の水曜ミステリー9ということで局が変わって しまったためキャストは全然違っていたので多少の違和感 があったのですが、このサスペンスはそもそも事件という よりも一人の刑事にスポットライトを当てて物語が進む ためそれほど抵抗なく見ることが出来ました。 ネタバレになるので物語については大きくは語りませんが、 キャストがほぼ入れ替えになってもこのシリーズの根底に 漂う息苦しいまでの重圧と駆け引きは健在だったのには 大満足で、若干楠見班長のキャラがあまりにゲスすぎて 壊れ気味だったのはショックでしたがストーリーとしては 大満足いくものでした。 犯人だけでなく、犯人を追いつめる刑事とは何と業の深い 職業なんだろうと、改めて思い知らされる物語でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.07.03 16:54:23
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