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カテゴリ:テレビの話
やるほうもやられるほうも、
所詮そういう類だということ 今回のスペシャルドラマを見て、僕の正直な感想を言わ せていただくとすれば、傑作に成り損なった佳作という 印象でした。 今までも必殺シリーズは見てきましたが、僕が見てきた 中で一番練り上げられた状況ではないかと思える仇討ち 屋、それも幕府公認となり裏稼業が表稼業となった世界 での連綿と続く恨みの晴らし合い。 これほどカオスな状況はなく、それを画策した老中の 思惑どおり臭いものには臭いもので蓋をするその手腕は これまでの発想にはなく、仕事人たちもその仇討ち屋 たちとの戦いに巻き込まれれば、どうクライマックスを 迎えるのかとドキドキしたのですが…。 収束は突然で、老中の暴走による仕事人による始末と なり、ここまで大きく風呂敷を広げたのに最後は巾着で 収めたエンディングにはどうにも納得いかず。 一度ネタとして取り上げてしまった以上、この切り口 からのアプローチでは新作を作れなくなったと思うと、 もったいなくて仕方のない作品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.19 10:26:03
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